シンプルな生活にはSkypeを
Skypeご存知ですか? 私はスマートフォンを持っていないこともあって、LINEはコンピュータの上で2回ほど使っただけですが、Skypeには永らくお世話になってきました。
オーストラリアにいるときは、安く日本に通話するのに使っていました。相手がコンピュータとか持っていれば、タダで話ができます。
今は、ブリスベンにいる子どもとメッセージを書いて話しています。文字でも話しているような気になります。向こうでコンピュータのスイッチを入れるとわかるので、安否確認の役にも立っています。
でも、私が用があったりしてコンピュータを一日つけなくても向こうで心配している様子が見られません! 親っていつまでも元気だと思い込んでいるんじゃないでしょうか。
実際、まだ元気ですけど。
そうやって毎日使っているSkypeに自動翻訳機能があったと気づいていませんでした。お互い日本語を話す家族同士には必要なかったのですが。
この機能を使うには、共通言語をもたない二人が、Skypeを入れたそれぞれのコンピュータかスマートフォンの前に座って、翻訳機能をオンにして、それぞれの言語を選びます。音声でも、メッセージでもどちらでもできます。
昨日、この機能のことを知ったので、娘たちと試してみました。スマートフォンだと音声通話がうまくいかないという話もあるようですが、大丈夫のように思われました。
この機能自体は前からあったようで、今回音声のほうに日本語が加わったんだそうです。
この機能を使うには、Skypeの右上の地球マーク(ふだんは薄く見えています)をクリックします。
両方が日本語を話してはうまくいかないので、ひとりは別の言語を選択します。語学学習にも使えるかと思ったのですが、どうでしょう。
しかし、音声で聞こえるわけですから、これは翻訳ではなく、通訳です。翻訳という言葉Translationと通訳Interpretingという言葉を使い分けることにこだわって来た流れがありますが、さて、どうしますかねえ。
その業界の圏外みたいな立場の私でさえ、うーん、困ったなあという気がしているのですからね。
いっそ新しい言葉を作るか、通訳を翻訳に包含してしまうか……
ともかく、Skypeのこの機能、おもしろいです。使ってみてください。翻訳/通訳された声は、男の人の声です。
自分の声になって聞こえるわけじゃありません。でも、そのうちに、自分の声で機械がしゃべるようになるでしょうね。
こういうふうな機能が進化すると、通訳者も翻訳者も不要になりますか。英語が世界語になるのとどっちが先でしょうね。
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