「座りすぎ」が寿命を縮めるという本を読んで台を置いた

図書館で借りていた本、岡浩一朗著「『座りすぎ』が寿命を縮める」(大修館書店)という本を読みました。

 

詳しく読んだのではなく、斜めに読みましたが、主旨はわかりました。

要するに、座っているのは体に良くない、脳にも良くないという話。実験的データの裏付けもあるようで、巻末にはちゃんと文献リストがあります。

読みやすいですが、科学論文みたいに押さえるところは押さえているようです。

 

確かに、今みたいに1日の大半を座って過ごすようになったのは、結構新しい現象です。

大昔は狩りに農耕に、立って動き回っていたのです。もちろん、そのときの平均寿命は非常に短かったのでしょうが。

 

著者はオーストラリアの人と一緒に研究をしているようで、オーストラリアやシドニーという言葉が頻繁に出てきます。

隣の芝生は青い的な考えが、日本には昔よくあったので、ちょっと警戒してしまうのですが、

4年ほど留守をした間に、

オーストラリアでも立って事務仕事をする現象が芽生えているのかもしれません。

オーストラリアは腰痛の多い国で、サボる原因に使っている人も中にはいるのでしょうが、働き方でback painが減らせれば公的保険財政にも、経済にもベターです。

 

数年前にも、日本のテレビで、立って仕事をしているどこかの大学の元気な高齢の先生が紹介されていて、

ちょっと導入を考えて、「スタンディングデスク」などとネットで検索したことがあります。

ウインドウショッピングならぬ、スクリーンショッピングです。

その時はそれだけでした。
 

今は、昼間の仕事が10月末で終わって、家のコンピューターの前に座り詰め、そうでなければ、車に座ってお買い物へという昨今の自分を振り返り、

スタンディングデスクを導入しました!

 

スクリーンショッピングしましたが、長く使うわけではないからもったいない。

家の中を歩いて、父が作った小さな木の箱を3つ見つけました。

それを1つはモニターの下、1つはノートブックの下、1つはマウスの下に置きました。

スタンディングデスクのできあがり!

 

私が机に使っているのはダイニングテーブルです。その端にコンピューターをセットしてあります。

その横の、元テレビ・今モニターは高さそのまま。

 

今はちょっと立っているのがしんどいですが、

慣れることでしょう。

ときどき四足歩行に戻ればもっといいのかもしれませんが、

今のところは立つ時間を増やすだけにしておきます。

 

最近、実は食事を立ってすることが多かったのです。

お行儀悪いですが、あれって、ヒトという生物の体が自然に欲していたのかもしれません。

立って食べていると、お茶がほしいなとか、もう1品冷蔵庫からとかいうとき、とても便利です。

手が汚れたとき、流しで洗うのも簡単。

ひとり暮らしの人は立って食べましょう!

 

今、もちろん立ってこれを書いていますが、

じっと立っているとくたびれるから、

どうしても足とか動かします。

これ、考えないで運動しているわけです。

 

いつも行っている鍼灸院で、「あれ、この頃ちょっと違うね」と言ってもらえるかも。

ずっと座っていたので、背中やら腰やら固まっていたみたいですから。

 

トイレにいくのも面倒だったのですが、立っていればそうでもなく、

エアコンの暖かい空気は上の方にたまりがちなので、快適で、

この「立って暮らす」というのは非常によいかもしれません。

 

働いていたときは立ち仕事が多かったです。

立ち仕事は大変だという意識でしたが、もしかしてあれって理想のworking environmentだったのかもしれません。

違った方向から眺めると、いろいろ違って見えてくるものです。

 

さて、この立っての暮らし、少々飽きてきた周りの景色を眺め直すいいきっかけになるでしょうか。

うーん、あと15cm背が高くなれば、また違うなあ、見え方が。せいぜい背伸びも入れながら、やってみます。

 

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