白内障の手術でメガネ不要になった人がいた
年を取るとかなりの割合でなると聞く「白内障」、英語ではcataract。
よく並べて言われる「緑内障」はglaucoma。
日本語だと、色が変わるだけですが、英語だと全然似てません!
昔、母と一緒に行って聞いたお医者さんの話だと、
白内障はひどくなれば手術したら見えるようになる、
しかし、緑内障は元に戻らない、
だから白内障は治療しなくていいけど、
緑内障は薬を使ってそれ以上進まないようにしたほうがいいということでした。
白内障には「老人性」という言葉もついて、加齢に伴って誰もが通る道なのかとも思っていました。
しかし直るのなら恐れるに足りない、と。
昔、ブリスベンの郊外でデリカテッセンをやっていたとき、
おばあさんが、これは日本製のcataractの薬だと、小さなプラスチックのボトルを見せてくれました。
たぶんそれがまだ若かった私と、カタラクトという言葉の初めての出会い。
最近、手術したらOKという、そう簡単な話でもないという記事を
ネットのどこかで見たような気もします。
昨日、日曜日のおきまり、
有田川町地域交流センターALECでおしゃべりをしていました。
いつものメンバーのひとりが
白内障の手術をしていたんだと聞いてびっくり。
へーえ。
その上、両目に度の違うレンズを入れたと聞いて、
へーえの二乗。
手術のイメージが湧いてなかったのですが、
要するに、コンタクトレンズを埋め込むようなもんですか?!
なんかちょっと怖くなりました。
彼女、手術の前はメガネを使っていたそうです。
近視で乱視もあって、ずうっと。
彼女は、白内障の手術の有効期間は30年だと聞いて、
100歳まで生きてもいいようにと、
70歳まで待ったんだそうです。
全然見えないという状態にはならなかったんでしょうね、その間。
今、たぶん80歳ぐらい。
そして、今、全然問題なさそうで、
ダンナさまを乗せて車も運転しています。
この間なんかはThe Remains of the Dayを英語で読んでました。
カズオ・イシグロです。
両方の目に別々のレンズを入れることで、
裸眼で(これを、裸眼と呼ぶかどうかはなぞですが)遠くも見え、近くも見え、
長年使っていたメガネが不要になったんだそうです!
手術して日の浅かった時は、かけてないメガネを外そうとしたとか言ってたような…
私など、中学校1年生からずうっと近視でメガネです。
今でこそ、至近距離で本を読むときなどはメガネなしの方がよく見えますが、
中距離も遠距離も老眼プラス近視で遠近両用メガネがいります。
メガネなしでの生活など考えられません!
70歳になったら新しい発見の日々ができるのか、なんて考えると、ちょっと楽しいです。
しかし、今メガネでごまかされている、顔のさまざまな瑕疵が白日の下に曝されるのは、少々…
今はシャワーとか浴びるとき、メガネをかけないので、風呂場の汚れがよく見えません。
メガネなしになって、あれが見えるようになったら、いいのか悪いのか、
ほっておくわけにはいかないでしょうね。
両目の見え方が違って、遠近感とか、立体感とか困らなかったのかと、彼女に尋ねました。
問題ないそうです。
慣れたようです。
年を取ってもそういう脳の学習能力は衰えないのですね。
ただし、80過ぎて、英語の本を楽しめる彼女ならではの脳の働きかもしれません。
最近はオーディオブックなどというものも充実して来ているようですが、
やはり目が見えないといろいろ不便でしょう。
この際、白内障について調べておいたほうがいいかなと思った次第です。
いざ見えにくくなったら、ネットでサーチするの大変ですよね。
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