化学調味料なしの横浜崎陽軒のシウマイ真空パック、まずいって?!
横浜に住んでいる弟が母の様子を見に来てくれました。
お土産は、崎陽軒のシウマイ!
文明の香り
父も昔々、東京に出張に行ったら、
買ってきてくれました。
その頃はレトルトパックなどありませんでしたが、
ひょうたん形の、
瀬戸物の小さな瓶がついていました。
中身はしょうゆでしたか。
銀座の資生堂パーラーで買ってきてくれたショートケーキとともに、
和歌山のそのまた田舎の子どもに、
文明社会?の香りを運んで来てくれるものでした。
ところで、いつも、食品の原材料欄とかをよく見る私。
今までも見ていたのでしょうが、
今回、あれーっ。
化学調味料がない!
焼売にしろ、餃子にしろ、
ふだんスーパーとかで見かける製品の原材料欄は、
読みきれないほど多種のカタカナやら数字やらであふれているはずと信じている私、
ところが、
このシウマイ
豚肉、たまねぎ、澱粉、小麦粉、干帆立貝柱、グリンピース、砂糖、食塩、こしょう
添付調味料:粉辛子(辛子粉、着色料(ウコン))
あっけない。
おまけにごく普通の、昔ながらのまともな材料が入っているだけです。
たとえば、「果糖ぶどう糖液糖」などという、そりゃいったいなんじゃい?!なんて思うようなものは書いていません。
そして、いちばん感銘を受けたのが、化学調味料=味の素=グルタミン酸ナトリウム=MSG Monosodium glutamateが入っていないこと!
味の素ができてから100年以上たつようですが、
うちの祖父は、あれを漬物に白くなるくらいふりかけて、
うまいうまいと喜んで食べていました。
うちの家では、料理に入れるより、
そうやって食卓に置いて、祖父がふりかけて食べるものというイメージでした。
私はかつて「暮しの手帖」の愛読者でしたが、
ひとつ不満があって、
それは料理のレシピに、化学調味料を使っていたことでした。
いつの頃からか、それはやめたようですが、
前はそうでした。
化学調味料王国、日本
日本は本当に化学調味料が好きです。
原材料の欄に「アミノ酸等」とあれば、それはグルタミン酸ナトリウムやその他化学調味料ということです。
だいたいなんにでも入っていて、入っていない食品を見つけるほうが大変です。
MSGをかけると、塩味がマイルドになります。
塩味に深みを出すために入れるのでしょうが、
塩味のものだけではありません。
飴玉に化学調味料?!
昨日は、のど飴を買おうとスーパーに行って、
いつも買っているのど飴の原材料名を見て、びっくり!
そこにもアミノ酸の記載が。
韓国製ののど飴をオーストラリアで使い始めて、
気に入って、
日本に来て、同じものを発見、喜んでなめていました。
もしかして、韓国製には化学調味料が入っていないのか?
ちょうど、オーストラリアから持ってきた韓国製の製品の容器が残っているので、
解読してみます。
백설탕, 물엿, 합성착향료, (허브향, 쿨링향), 맥아추츨물, 모과추츨물, 카라맬식소, 유화제
白砂糖、水飴、合成香料(ハーブの香り、清涼感の香り)、麦芽抽出物、カリン抽出物、カラメル色素、乳化剤
いろいろ入っていますが、アミノ酸は入っていません。
これは賞味期限2014年5月1日の製品の容器です。
あるいは、前は入っていなかったMSGを最近になって入れたのでしょうか?
日本製には元から入っていたのかもしれません。
残念ながら、前に買った飴はまだ家に残っていますが、
袋は捨ててしまいました。
でも、なぜ甘い飴に入れるのか、
納得できません!
オーストラリアの塩味ポテトチップスには入ってない
オーストラリアでは、普通の塩味のポテトチップスには、化学調味料は入っていません。
なんとか味という、いろいろなバラエティーには入っているのですが。
日本だと、カルビーをはじめとして
ポテトチップスには塩味でもだいたいMSGが入っています。
わざわざ無添加というのを探さないと、「MSGなし」はありません。
中華のシュウマイなのに入っていないとは!
そういう世界に4年半暮らして、
「崎陽軒のシウマイ」には入っていないことを発見して、
びっくりした次第です。
まさか、書き忘れたんじゃないですよね、崎陽軒さん。
ところで、英語圏では、化学調味料を取りすぎて起こるChinese Restaurant Syndrome 中華料理店症候群というのがよく言われていましたが、
これは下の記事によれば、実験で否定されたようです。
自然派?の私は
化学調味料だけでなく、
ハムやチーズの亜硝酸塩も、
ワインの亜硫酸塩も、
きらいです!
ただし、値段との相談でやむなく摂取しますが。
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