数が増加中、寝たきり高齢者に必要なのはカロリーか、楽しみのたねか?
グループホームにお世話になっている86歳の母。
いつもは車椅子に座りっきりになっていました。
最近、何回か熱を出して、
今は一時的に(と願いたいですが、さて)寝たきり状態です。
先週は食事中にむせて、
肺のほうに異物が紛れ込んだのか、あるいは気分的に落ち込んだのか、
声をかけても応えない状態にまでなっていましたが、
元気に話せる状態まで回復。
でも、まだ大事を取って、ベッドで過ごしています。
個室で寝ているのはつまらない
元気がなかったときは私も考えつかなかったのですが、
昨日、母の部屋にあったぬいぐるみを手渡してみたら、
両手でつかんで握ったり、話しかけたりして喜んでいます。
もしかして、職員さんを呼び出すブザーを一日中握りしめて離さなかったのは、
ほかにつかむものがなかったからか?
今日はまだ面会に行ってないので、
行ったら、いつもと同じくブザーを握りしめているかもしれませんが。
母はブザーを鳴らす頻度がずば抜けて多くて有名です! トホホ
娘としたら、そういうことをせずに、清く正しく?良い老人でいてほしいのですが。
ものまねぬいぐるみ猫のミーちゃん
昨日、ぬいぐるみと母との良い関係を発見して、
帰宅後、探しました。
今よくある、受け答えしてくれるロボット。
犬型のとかありましたよね。
あまり値の張るものはちょっと、
使い方がハイテクなものもダメと、
アマゾンを見ていて見つけたのが、
これ!
昨日買って、今日届きました!
最速です。
さっきから、母のところに行かないとなあと思っていたのですが、
これを持って行ってきます。
効果はいかに、乞うご期待
母の気に入って、
寝たきりの友になってくれるといいのですが。
まあ、あんまり期待はしていません。
なにしろ1582円!
単3の電池もちゃんと用意しました。
というか、最近用途が消えた買い置きの単3が使えてラッキー!
母の反応は?
モコモコの猫をつかんで、話しかけて喜んでいました。
ただ、上手にしゃべらないと、猫がちゃんとしゃべってくれません。
体力も気力も低下した高齢者なので、話し始めはよくても、文末が小さくなります。
人間の耳はそれでも、想像も入れてしっかり聞き取れますが、
猫ちゃんは機械なのでそういう融通はききません。
今日は楽しんでましたが、そのうち飽きるとか、
いやになるんじゃないかなあと思います。
やっぱり会話的にしゃべれるロボットがいいんでしょうね。
ただ、それでも、母の言葉が聞き取れないと、反応もできないかもしれません。
さて、電池の補充が間に合わないぐらいに活用できますかどうか。
あと電池はついていないので、単3を3本用意しておく必要があります。
電池を入れるところのフタに小さなプラスのネジがついていて、
グループホームで精密ドライバーを借りて開けようとしました。
ところが、ネジを回しても回しても外れないのです。
外れない仕組みでした!
緩めて、そしたらフタが開けられるのでした。
施設長さん、えらい!
開けてくれました。
私だけだったらのろいながら永久に回しているところでした。
ネジが付いているのは、
子どもが電池を触ったりしないようにという予防処置なのでしょう。
ほかに遊び道具はないものか?
母がベッドで遊べるものはないかと考えて、
あやとりはどうかとか、
折り紙はどうかとか、
昨日考えました。
毛糸を見つけて、
あやとり用に切って輪を作って、さて私は何ができるか?
私、実は、山しかできない!
川とかはしごとかできないかとネットで調べて、
YouTubeも見ましたが、
いや、覚えられません!
自分が覚えられなくて、母に教えられるはずがない……
高齢者のかたの中には、昔よく遊んだからと、
あやとりのひもを渡したり、
お手玉を渡したりすると、
何十年も前に遊んだことを思い出して上手にできる人がいます。
しかし、うちの母はそうじゃないはず。
うちの母は折り紙の鶴だって折れなかったんです!!
母が教えてくれたのは、
やっこさんと帆掛け船とか二艘舟、それだけでした!
今みたいにネットで調べられる時代でもなかったし。
私の記憶によれば、鶴は、
母の妹が教えてくれました。
鶴とか風船とか、私はオーストラリアやソロモン諸島で、
現地の子どもたちと一緒に作りました。
しかし、手先が衰えている母には、
細かい作業は無理でしょう。
新聞紙で
大きな兜ぐらいは作れるかも。
予習しないと、私も作れませんが。
高齢者の楽しみかたは時代とともに
昔、夫の母が、やはり寝たきりに近くて、
特養にお世話になっていたとき、
何もせずに毎日過ごすのはたいへんだろう、
楽しめるかなと、
島倉千代子のカセットテープとカセットプレーヤーを持っていきました。
次に行ったとき、
使った様子はありませんでした。
難しいです。
私なら、ノートブックPCを1つ渡してくれれば、
毎日朝から晩まで機嫌よく遊んでいられると思うんですが。
ただし、それには、ネット接続が可能な老人ホームでないと。
10年近く前、
ブリスベンの家の近くにできた老人ホームを見に行ったことがあります。
個室で、食事もレストランみたいな雰囲気、
よさそうに見えましたが、
ネット接続は?と尋ねると、
ないとのことでした。
今はWiFi available(使えます)ってところもあるんでしょうね。
いや、絶対、あってほしいです。
これからの高齢者には、
それが「健康で文化的な最低限度の生活」の条件です!
デイサービスで歌う歌も、
日本のフォークとか、
ビートルズ、サイモン&ガーファンクルとかでお願いしたいものです。
どうなんでしょう?
変わるでしょうか?
今使っている母たちの世代用のCDを使い回すんじゃないかと懸念していますが、
介護業界の皆さま、よろしくお願いいたします。
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