売り込み電話、セールス電話、生身の人間ならまだしも録音って許せん!
電話での無差別攻撃、ふだんから腹は立てていましたが、
最近、数回、受話器を取るとテープが流れて……
これって許されるんですか?
法律とかないんですか?
テープで電話をかけられるなら、
いくらでもかけられるじゃないですか。
人件費いらないんだから。
たとえ、これを禁止した法律がなくても、
電話を受ける方は人間です。
言語道断じゃ
わざわざ生身の体で、
やっていたことを中断して
息せき切って電話のところまで行って、
それなのに、録音テープとはあまりに失礼じゃないですか?!
そっちの用事で呼びつけて、
人が応対しないのか?
こういうテープが流れると私は切ってしまうので、
そのあとなにが起こるのか知りません。
すぐに生きた人間が絶世の美声で応対してくれるのかもしれません。
Of course I doubt it!
しかし、これはひどい。
オーストラリアではまだこういう目にあったことはないと思います。
もしかして、オーストラリアでもあるのかもしれませんが、
礼節の国、日本で、これやる?!
ヒトを呼びつけておいて、
録音聞かせる?!
失礼よ失礼、失礼です。
そんな失礼な会社と取引をしたいヒトなんているんですか?
こっちからかけた時に、自動音声が流れるのは許せる
もちろん、私がどこかの会社のお客様窓口とかに電話したら、
「どこどこにご用の方は◯番、
なになには△番を押してください」というテープが流れることはよくあります。
日本では電話自体あまりしないので、
日本にもこの仕組みがあったかどうか、さだかではありませんが、
オーストラリアではよくあります。
こういうシステムはいろんなところにあるので、
もう慣れました。
返事した英語を機械が聞き取ってくれないときには
自尊心が多少傷つきますが……
おまけに用事で電話しているのはこちらですから、
我慢します。
人間の交換手に事情を説明して該当部署に回してもらうより、
スムーズかもしれません。
係の人と話したければ、
テープを辛抱強く聞いていると、
そのうち生きているヒトと話すこともできます。
しかし、セールスの電話、つまり何かの依頼の電話で、
これはないでしょう。
インドのコールセンター
オーストラリアでもtelephone marketingの電話、
すなわち売り込みの電話はよくかかってきますが、
かけてくるのは機械ではなく、
ちゃんとヒトです。
ただ、多くの場合、海の向こうからかかってきます。
よくあるのが、世界のCall centre capitalと呼ばれるバンガロアBangaloreです。
インドにある大きな街のようです。
これも迷惑ではあります。
私とどっちこっちない英語で話しかけてくれるわけですから、
聞き取れないこともあります。
でも、相手はヒトですから、
こっちの英語力次第ではありますが、
冗談を言い合うことだってできます。
アメリカの場合、「インドと時差が大きいから、
コールセンターが24時間対応するのにいいのだ」
という話を聞いて、
「へーえ、そうだったのか、夜に働かないでいいのね」
とだまされちゃいましたが、
インドの深夜にだって、
アメリカではなくインドで対応しているのでしょうから、
要するに、人件費が安いからですね。
オーストラリアだと、時差の話はまったく理由になりません。
要するに安く電話をかけられるからです。
オーストラリアの会社の窓口に電話して、
「インドのコールセンター」ではなく、
普通の英語で返事してくれると、
ホッとします。
ここで、私にとって普通の英語というと、
オーストラリアの英語です。
テニスと同じで、
上手な人と話すほうが下手な人とするより、
ずっと楽なのです。
ね、そうでしょ?
小さな組織はいいかも
私が長年愛用している、
ブリスベンが本拠のSuncorpも、
地元のどっかにコールセンターがある会社のひとつです。
信用組合から銀行になって
保険も扱っています。
保険の更新で、ここに電話をかけて、
保険料が安くならないかと相談すると、
ちょっと考えてくれて、
「いろいろ入ってくれてるから、
〇〇ドルにしましょう」なんて言ってくれます。
本当に安くなったかどうかはともかく、
こういう対応は、
大きなCommonwealth BankやWestpac、
ANZ銀行などにはできないんじゃないでしょうか。
日本の農協とか信用金庫の対応のイメージです。
しかし、この先、こういう顧客との応対などもヒトではなく
AIがやるようになるかもしれません。
将来は明るいか
だから、録音テープのセールス電話にも慣れておけという親心で、
電話してくれている?
いえ、それでも、許せません。
あの自動音声電話って、我慢強く待ってたら、文句を言う機会があるのでしょうか?
今度はすぐ切らないで聞き続けてみましょうか?
下のリンクの読売オンラインの発言小町というところで、
これが話題になっていました。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/0909/538606.htm
「自動音声 電話 アンケート」というような語句で検索すると、
いろいろ記事が出てくるようです。
かかってくるのを止める方法はあるのでしょうか?
付録をどうぞ
センターのスペル=つづり、気づいてくれました?
書き間違えたんじゃありません。
オーストラリアが使っているイギリス英語では
centerではなく、centreと書きます。
1メートルのmeterも、イギリス英語ではmetreです。
オーストラリアに行くまで知りませんでした。
あと、labor(労働)もイギリス英語だとlabourです。
そしておもしろいことに、
「オーストラリア労働党」は
Australian Labor Partyとuがないのです!
この党はオーストラリアの2大政党の1つで、
保守系の党とかわりばんこで、
政権を取っているような感じがします。
経済を米国資本に握られていて、政治でもアメリカに頭があがらないオーストラリア。
売国奴!と叫びたくなっちゃうのですが、
こういう記事を見つけました。英語のお勉強にどうぞ。
Why does the Australian Labor Party embrace an American spelling for its name?
これはシドニー・モーニング・ヘラルドという、
シドニーで発行されている新聞の記事のようです。
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