ALEC(有田川町の図書館)はすごい!
「日本国内に居住されている方であれば、誰でも無料で借りることができます。」
自分の生まれ育った町をすばらしいと思うことはあんまりありません。
どこかへ出かけて帰ってくるとき、道路の上部には電光掲示板で「山間部」と表示され、道の前、両横には山が見えます。
気持ちが暗くなります。おうちかえりたーい!(子どもたちのいるブリスベンの家です)
でも、ひとつ、他の地域ではまだ出くわしたことのないすばらしいものが、和歌山県の有田川町にはあります。
それは図書館。アレックです。
隣の、かつては段違いに発展していた有田市の図書館が新しくなったと聞いて、
アレックみたいなのができたと思ったのですが、
違いました。
普通の図書館。
残念。
でも本はたくさんありました。
児童書と一般書を別の図書館で提供している有田川町と違って、両方あったのもよかったです。
休館日をよくある月曜日じゃなく、火曜日としたのもすばらしいです。
そして、貸し出しは有田市に住んでいる人、働いているだけでなく有田郡に住んでいる人もOK。
有田郡に住む私としては、感激しました。
ところが、さっき、アレックのウェブサイトを開けてびっくり!
http://www.town.aridagawa.lg.jp/aridagawalibrary/library.html
それが冒頭の文言です。
えー、市町村の壁を取っ払っちゃった!
びっくりというしかありません。
他にあるんですか?
こういうふうに決めた図書館。
国立国会図書館とかは別として。
有田川町の図書館も、つい何十年か前までは(古すぎますか?)、有田川町に住んでいるか働いている人だったと思います。
昔、子どもたちを地元の小学校に体験入学させてもらったりしたことがあります。
今はなくなった、きび会館にあった図書室の本もよく利用させてもらいました。
あのとき、図書カードはどうやって作っていたのか、母のを使ったのか、覚えていませんが、
「日本に」居住していればOKではなかったはずです。
おまけに居住というのがいいですよね。
国籍とか永住とか関係なしに、住んでいればいいわけです。
もちろん、なんらかの身分証明書を見せないといけないのでしょうが、実際面はともかく、
「日本国内に居住されている方であれば、誰でも無料で借りることができます。」
と書いたのがすばらしいです。
もしかして、この山に囲まれた有田川町、消滅を免れる?
お近くのかたも、遠くのかたも是非アレックへどうぞ。
カフェがあって、お茶を飲みながら勉強したり、漫画を読んだり、本を読んだりできます!
テーブルがたくさんあって、
おしゃべりも大丈夫。
漫画セクションもあるんです。
Bookoffに並んでいる漫画より数は少ないでしょうが、
老若男女が読んでいます。
へーえ、あんな年のおじさんでも読むんだ、なんて。
まあ、そうですよね、私の同級生たち読んでましたもんね。私には親が買ってくれませんでしたけど(まだうらみ引きずってますね…)。
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