日本の文科省は世界一だ!
えー、なんという愛国者、なんという右! と思ったかた、それは違います。
文科省は日本語では文部科学省。
私、元の文部省の方がかっこよくて好きですが、仕方ない… 歴史を感じさせると思いません? 響きだってモンブとぐっと引き締まる。モンカじゃねえ。
口から出すとき(あんまり出す機会はありませんが)いちいち、アッ名前変わってたよな、モンブじゃないな、と考えて発声するの面倒ですよね。
文部科学省の英語名、ご存知ですか?
Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology です。
誰が考えたのか知りませんけど、これ絶対、世界一長い! なぜここまでいちいち盛り込む必要があったのか?
じゅげむじゅげむのお国柄でしょうか? でも、あれって笑いの対象…
よその国はどうなってるのか、調べてみました。
暇だって? 科学というのは無駄なようなところから始まるのです(笑)
Ministry of Education and Human Resources, Tertiary Education and Scientific Research
アッ、負けた! いやー、世界一じゃなかった!
これはアフリカのモーリシャスという国です。
では世界に冠たる米国はどうでしょうか?
Department of Education
EUから抜けるという英国は?
Department for Education のようですが、まるでEU関連の混沌さを象徴するように、よくわかりませんでした。
探していると教育省のサイトに「Department for Education and Skills was replaced by Department for Innovation, Universities and Skills and Department for Children, Schools and Families」と書いたページがありました。
でも、これってDepartment for Educationの下部組織のことかもしれない…
だけど、収穫がありました!
そのすぐ下に
「DFES existed until 2007 when it was replaced the Department for Children, Schools and Families and the Department for Innovation, Universities and Skills」と書いてあったのです。
わかります?
英語の間違い!
イギリスの教育省のサイトで英語の文法間違ってるって、うれしい(反語的用法?)とおもいません? いずこも同じ秋の風… 文科省のサイトだったら、日本人は几帳面だからすぐ誰かが見つけて直すんでしょうが。
「by」が抜けてるんです。replaced のあとに。上の文にはちゃんと入ってるのに。
ドイツはFederal Ministry of Education and Research
フランスはさすがフランス、英語のページは見つからず Ministere de L’Education nationale (字の上に点があるのは省略しました)
今までフランス語のサイトなんて見なかったですが、英語との関連で何となく見当がつくことがわかりました。音を聞いたらきっとわからないでしょうけどね。
Ministry of Education, Culture and Science これはマルタ
Department of Education and Training これはオーストラリア
ではアジアの超大国中国は?
Ministry of Education of the People’s Republic of China 中华人民共和国教育部 シンプルでした。
名前というのは使うものですからできれば短いほうがいいです。長くして、長くなったから英語の略称を使わそうなんて、やめてほしいです。(文科省はMEXTだそうです)
日本にはアルファベットの略語がありすぎます。意味がすぐにわからないと思いませんか?
ひとりよがりの略語はやめてくれー!それでなくても私のハードディスクはいっぱいなんです。
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