オーストラリア人でも解けない問題を日本人高校生は解けるのか?!
そんなの賢い日本人だからトーゼンだろなんて言わないでください。
このあいだの週末にあったセンター試験のムーミンの問題が話題になっているので、
見てみたのです。
朝日新聞にすぐ出てましたが、あの字は小さすぎて読む気になりません。
ネットで予備校とかが出してくれてます。
たとえばここ。
https://www.toshin.com/center/chiri-a_mondai_3.html
東進予備校さんありがとう!
ムーミンまでいかなくても、なんかクイズ番組?というような問題がありますねえ。
上でリンクしたのはオーストラリアの問題です。
やってみました。
かろうじて、間違いは1問だけ。
30年前に移住して、毎日の生活から吸収した全知識を総動員して解きました。
5歳からオーストラリアで育ち、オーストラリア人と同じ教育を受けて、現在もオーストラリアに住んでいる30代半ばの娘は
半分しかできなかったそうです!
ほめてくれました。ホホホ
しかし、オーストラリア人が知らないオーストラリアに関する知識を日本人高校生が知っているというのは、なんと言いましょうか、すごいというか、おそろしいというか
まさか、オーストラリア侵攻をまた考えているわけじゃないでしょうけど(笑)。
前回はシドニー湾までだったから。
もちろん、この問題を全問正解した高校生はほんの一握りではないかと思うというか、望むというか…
しかし、間違えたからいちゃもんつけるのじゃないけど、間違えた問題、土地の塩性化っていう話ですが、
「土地が塩性化ししている地域では、主に羊の放牧が行われている」
これを選べなくて間違ったのです。
これを読むと、塩性化して利用が難しくなったところを上手に利用しているように読めませんか?
「行われていた」と書いてくれたらたぶん間違わなかったのに…
羊を飼って、草を食べさせていたから塩性化したんじゃないんでしょうか?
雨が少ないのも大きいですね。
羊のおしっこかと娘が笑っていましたが。
ともかく、干ばつで草が生えないこともあり、羊の放牧は減って、30年前は安かったラム肉が、今や高級肉になってしまいました。
1920年頃にどの辺で羊を飼っていたかを示す地図がオーストラリアの国営放送局ABCのサイトにありました。
なんかかわいい地図です。
http://www.abc.net.au/news/2017-03-11/old-maps-australia-art-cartography/8314730
パースの降水量も迷いました。パースは1回旅行で行っただけです。昔々、上の子どもたちが小さくて、日本で働いていたときです。
インディアンパシフィックという長距離列車に乗って行きました。
シドニーは1年近く40年前にいましたが、雨がどっさりふった記憶はありませんでした。
おかげでお母さんの頭はまだ大丈夫だと娘に証明できましたが、どうなんでしょうねえ。
とっつきやすいような問題を作る努力を問題作成にあたるかたがたはしていらっしゃるようですが、
難しいですね。
いい問題を作るということは。
他のところもチラチラ見ましたが、
文字に関する問題もありました。同じく地理Aの第2問の問6ですね。
サウジアラビアではアラビア文字で右から左に書く。うんうん
ロシア語はキリル文字を使う。そうですね。普通のアルファベットにない字があります。
ブラジルではかつての宗主国と同じくラテン文字(ローマ字)が使われている。
かつての宗主国のポルトガルだけでなく、たいがいのヨーロッパの国と同じアルファベットでしょうけど。
韓国ではハングルが漢字と同様の頻度で用いられている。
で、間違いはどれか?
ハングルと漢字のところを私も選び、正解でした。
しかし、これずいぶん考えました。確かに、現在、文章は漢字を使ったとしてもほんのちょっとで、ほとんどハングルで書いてます。
正しい答えは1つだけというところで、正しく選べるのでしょうが。
来年に備えて、タイ語とかビルマ語をどっちから書くか調べておいた方がよさそうですね。
ひとつ、これまたひっかかったのが、「ローマ字」。
「ローマ字」と日本で言ったら、あのローマ字ですよね。カッコの中はアルファベットとか書いたほうがよかったんじゃないですか。
ともかく、センター試験の問題を脳の活性化に利用するのもありかなと思いました。
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