さつま揚げ、お好きですか?
さつま揚げ、私が小さい頃、この辺では「てんぷら」と呼んでいました。
そのうち、全国的には「さつま揚げ」と呼ぶらしいと知って以来、私は、さつま揚げと呼んでいます。
今、Wikipediaを見たらそういうところで間違いないようです。
ただ、てんぷらというのはこの和歌山の田舎だけではなく、どうやら西日本に広がる呼び名だったようです。もちろん、Wikiが正しければの話ですが。
しかし、てんぷらと呼ぶとあのてんぷらとどっちなのかややこしい。
今夜は「てんぷらよ」とお母さん。
子どもが喜んで食卓に着くと、お皿にはさつま揚げがごろん。
このあたりでは今、何と呼ぶのでしょう?
今は買い物をするにしても声を出さずにすませるので、食品の名前など意識しません。スーパーで「その大根1本ちょうだい!」って言いませんものね。
とってもお買い得!
さつま揚げのことを書きたかったのは、
これはいわゆるFactory second 日本じゃ「B級品」ですか。せっせとさつま揚げを食べていた土地ですから、隣の有田市に製造所があります。
父と母がまだここに暮らしていたころ、たまに有田市の方に行くと、どっさり大きな袋で買ってきました。
私がさっき買ったのは800g入りで300円! 正午ぐらいだったのでもう残
ってないかなあと思いましたが、なぜか今日はまだどっさりありました。
買ったのは和歌山の有田川町のどんどん広場。周辺の農産品などを売っているところです。
家に帰って早速1枚。袋には何種類か入っていますが、私が食べたいのは灰色(!)をした「ほね天」。噛むと口に骨の破片があたる、あれ。原料はイワシだとばっかり思っていましたが、太刀魚ですって? 本当でしょうか? イワシを砕いて団子にしたのと同じ色、同じ食感ですよね。
これも「ほねく」という呼び方があるようですが、私が聞いて育ったのは「ほね天」でした。
このお目当ての商品は袋に3枚ぐらいしか入っていません。細長い「ごぼ天」も好きですが、白っぽいぷよぷよしたてんぷらはあんまり好きじゃありません。何しろ、私、ほね天みたいな人間なので。ほね天を1枚食べて、あとは冷凍庫に放り込んで、そのうち全部食べてしまいます。
ヘルシー志向の今日この頃、油は揚げ物だから仕方ないとしても、砂糖をもう少し減らしてもいいんじゃないでしょうか? これはスーパーのコロッケもそうなんですが、甘すぎる!
お菓子食べたいときに食べればいいんですけど。なんとかならないのでしょうか。
Fish Cake
さつま揚げの好きな私、オーストラリアで困らなかったか? ほね天はさすがにないですが、あるんです。主に団子状。袋にはFish cakeと書いていたと思います。
オーストラリアで、ベトナムから来た人か中国から来た人か、製造してくれてます。アジア食品の店に行ったとき買って冷凍しておいて、煮物に入れたりしてました。
Fish cakeというと、たいがいのオーストラリア人が思い浮かべるのは、魚の身で作ったコロッケみたいな、メンチカツみたいなもの。これがたぶんもともとのFish cakeで、オーストラリアの普通の冷凍食品です。
こういうの日本にないですよね。なぜだろ、けっこうおいしいのに。
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