グラニースミス? お盆のお供えの青りんごは青森ではなく和歌山産?!
オーストラリアのりんごの品種でよくあるのがGranny Smithという青いりんご。
Smithという名前のおばあさんが見つけたというエピソード付きのりんごで、オーストラリアのお店でよく見かけます。
日曜朝市
ところ変わって、日曜日にはいつも行く有田川町地域交流センターALEC(つまり図書館)の前で開かれている「日曜朝市」(第1と第3日曜日)。
今は暑いからでしょう、外ではなく、入り口を入ったところでやっています。
前に青いリンゴをここで見つけてうれしかったのです。
それがまたありました。
オーストラリアから実を輸入したのか、はたまた苗木を輸入したのか、Granny Smithだと信じて疑わなかったのですが、
違ったのです!
どうやら近辺で採れたりんご。
売っている人の話では、最近は暖かいところでもりんごが採れるんですよって。
でもそっくりなんです。
前回は食べたあとも信じていました。
今回のは1つ食べただけですが、
お味がちょっと…
たくさん買ったので、
ほかのはおいしいかも。
お盆のお供え
そのかたの話では、青りんごはお盆のお供えに昔から使われてきたそうです。
だから、お盆の前の今の需要を見越して売っているようでした。
へーえ、
りんごを仏壇のお供えにしているのは小さいときから見ていましたが、
青いりんごは覚えていませんでした。
うちがお供えしていたのは赤いリンゴで「デリシャス」と呼んでいました。
そのりんごが私たちの口に入るのは、
仏壇でしばらく日数を経たあとだったので、
今のようにシャキシャキではなく、
柔らかく崩れる感じになっていて、
私はりんごというのはそういうものだと思っていました。
本当のりんごの味
その後、おとなになって、青森あたりから新鮮な、あるいは冷蔵保存されて届いた、シャキシャキのりんごを食べるようになって、
ああ、りんごとはこういう味と食感のものだったのかと知ったのです。
いえ、おとなになる前に、1回、食べました!
高校の修学旅行は北海道でした。
トンネルはまだなくて、青函連絡船に乗って行きました。
船に乗る前に、青森駅の裏のりんごを売るお店がたくさん並んでいるところに行って、
あそこで1つ買って食べました!
それが、最初にりんごの本当の味を知った時ですね。
あの柔らかいものはあれはあれであの頃はおいしかったですが、
今食べたら、どうでしょうね。
年を経てきたAdvantage
うちの子どもたち、上は30代後半から下は20代前半。
この子どもたちは柔らかいりんごも知らないし、コンピューターがない世の中も知りません。
それに引き換え、私たちって、大きな変化の中を行きてきたんだなあと思います。
幸い、私は、戦争や、この地方の昭和27年の大水害は経験しませんでしたが、
10年1日のような子どもたちに比べて、いろいろ経験できて得をしたなあ、なんて思ってしまいました。
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