南部煎餅は岩手だけじゃなかったのか、青森も半分、南部だったのね

私が南部せんべいを意識し始めたのは、

ずうっと最近です。

和歌山ですから、まず物心ついたあとは和歌浦煎餅(これはなぜか私のイメージでは漢字です)

それからかなりあとで草加せんべい(これはなんかひらがなイメージ)

そのまたずうっとあとで南部せんべい(これもイメージ、ひらがな)

もしかして、最初の部分が漢字3つか2つかの違い?

和歌浦せんべいと書くと長くなっちゃうでしょ。

 

なに、アホみたいなこと言ってんの?と言わないでください。

今、やってる仕事は字をにらむ仕事で、にらみすぎたのかも……

 

 

南部煎餅じゃなくて宇部煎餅なのか

なぜ南部せんべいのことを書こうと思ったか、

それは、近くのスーパーで、

 

この辺には私が食料品を買いに行くスーパーが、3カ所ありました。

最近1つ加わって4カ所。

いずれも車で行く距離で、全部同じ方向。

仕事も用事もこっちの方向(つまり山と反対の方向)なので、

ついでにお買い物、に便利です。

 

思い出しました、反対の方向にもう1カ所ありました。

これは頑張れば歩いてでも行けます。

 

すぐ近くには個人経営と思われる小規模スーパーがありますが、

ここは行きにくいです。

地元を活性化するべきなのでしょうが、

大きなスーパーには価格で負けるし、

見るだけショッピング、をしにくい……

 

さて、そのいつもの3~4つのひとつで、レジの前の棚をふと見ると、

「宇部煎餅」と書いてあるではないですか!

へーえ宇部せんべいってのあるのね、

それにしても南部せんべいと同じ形ね、

ちゃんと円形の縁に耳もあるし。

 

パクリ商品かなあ。

 

で、袋を手にとって見ると、

南部煎餅って書いてあるではないですか!

 

宇部煎餅って印刷した、ほらスーパーの棚につけてあるやつ、

値札というか、ラベルというか、なんというかあれ、

 

その値札作った人も、それを棚につけた人も、商品を載せた人も、

気づかなかったんですかね?

おもしろくてそのままにしておいた?

 

関西に住んでいて、

オーストラリア以外は関西にしか住んだことのない私は、

日本列島の右の方と左の方には疎いのですが、

宇部って山口県の方ですよね。

宇部セメントってありましたよね。

 

 

南部藩というのは岩手だけじゃなかった!

この宇部煎餅という字を見たとき、実はあらまたパクリと思ったんです。

 

私に南部煎餅のおいしさを教えてくれたのは岩手出身の友だちです。

ブリスベンで子どもが小学校で一緒になってからの長い付き合い。

 

うちのあたりでは南部煎餅をあまり見かけませんが、

ダイソーにあったんです。

作っているのは青森県のメーカー。

えー、南部煎餅は岩手でしょ、ええんかいと思ってました。

ついさっきまでは。

 

実はよかったんですね。

南部藩というのは、県になるときに、

岩手県と青森県に分かれちゃったんですね。

へーえ。

今度ダイソーで見つけたら贖罪の気持ちとともに、1つではなく複数購入することにいたします。

 

ローマ字、訓令式、ヘボン式、修正ヘボン式!

さて、もうひとつ。

こういう記事を書くとき、

記事のタイトルが記事のURLとして自動的に現れるのですが、

これを私はアルファベットに変えています。

 

今回の場合は、nanbu-senbeiと書いたわけです。

 

ここで、はてと思いました。

ローマ字には訓令式とヘボン式があります。

訓令式というのが、小学校で習ったもの。

 

中学校になって英語の中にローマ字を使うようになると、なぜかヘボン式を使います。

かっこいいからかな?

 

si→shi   ti→chi  tu→tsu   zyu→ju

といった変化です。

 

ヘボン式へと成長してから私が使うのはヘボン式一本ですが、

1つよくわからないルールがありました。

 

それは「ん」をあらわすnとm。

さっき調べて、よくわかりました!

もちろん訓令式では「ん」はn、

ヘボン式でも「ん」はn。

ところが、nが、b,m,pの前に来るときはmを使うという書式があるそうです。

これを修正ヘボン式と呼んだりするとか。

 

つまり、ローマ字を書くとき、「ん」はいつでもnでOKということでもあります。

 

私はたぶんmにせずにnのまま書き続けると思います。

nanbu senbeiというように。

 

nambu sembeiと書きたい方はどうぞそちらを。

 

この辺について書いた記事がありました。

日経の記事です。

 

ヘボン式って?という方はこちらをどうぞ。これは修正ヘボン式ですね。

 

ところで、例の宇部煎餅、

従来のパリパリッとした南部煎餅以外に、厚めの、全国どこにでもよくありそうなピーナツ入りのものもあったんです。

形は南部煎餅で耳もありましたが、色も濃い茶色。

買うとき、伝統の味のほうと、こちらの全国版のほう、両方持ってみて全国版にしました。

重さが全然違ったんです。

同じく108円で、4枚入り。

ついグラム単価を考えてしまう悪い癖です。

今度まだ宇部煎餅があったら、今度は軽い方、正統な南部せんべい買います!

 

 

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2 Responses to “南部煎餅は岩手だけじゃなかったのか、青森も半分、南部だったのね”

  1. Kate より:

    そろもんさま

    南部煎餅、好物でした。過去形なのはつい食べ過ぎてしまうのでここ数年控えているからです。草加のある県在住ですが、近くのスーパーや生協が扱っている南部煎餅には胡麻、ピーナッツ、ひまわりの種、乾燥りんごが入っています。食べたくなってしまいました。

    言語表記に関する注意深い考察ためになります。

    涼しくなってきました、ご自愛のうえご活躍ください。

    • そろもん より:

      Kateさま

      コメントありがとうございました!
      南部煎餅おいしいですよね。
      ひまわりの種や乾燥りんご入りですか。
      食べてみたいけど、
      種類が多いとよけいに食べてしまいます。

      12月には南部煎餅買って帰らなくちゃ。

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