蜂に刺されて、病院へお泊り! 60代まだ死ねない エピペンを持つことに

ここ2ヶ月ほど、雨の日以外はまじめに草取りに励んでいます。朝2時間ほど、夕方は夜の仕事のないときはまた1~2時間。

最近はうちの庭も茶色い地面が見えるところが増えて、よくがんばったとご褒美をもらってもいいぐらいですが、

 

ハチに刺されました!

 

 

枝を積み重ねた中から突然出てきた

庭や畑で剪定した枝を、裏の畑に数年前から山にしてあったのです。そこに住んでいるみたい…

その山を草のツルが覆っていたので、取り除こうと引っ張ったら、1匹出現して、手を刺されました。

続いてほかのハチが出てくるのも見えて、命からがら逃げました。

アシナガバチ

wpoeschl / Pixabay

私、アシナガバチのアレルギーです。前に刺されたのは、もう10年くらい前、オーストラリアでです。刺されたら、即刻、お医者に行かないと。

前に刺されたときは、刺された部位からだんだん喉の方に温かくなってきて、ひえーっという感じだったと覚えているのですが、

今回は喉の方に迫ってくる感じがありませんでした。

 

手を刺されて、そこは痛かったのですが、それ以外は普通でした。

でも、お医者に駆けつけるために服を着替えてスマホとタオル(働いていたから汗びっしょり)を持って、

さあどうやって行こうかと戸口を出ようとしたところで、

足がクタッ。

地面に座り込んでしまいました。

 

道の向かいにいる友だちに電話したら飛んできてくれて、病院へ。

夕方でしたが、お医者さんは大柄な信頼できそうな人でホッ。

アレルギーの対処を知らない人にあたったらどうしようとちょっと怖かったのです。

 

最近は「診療明細書」というのをお医者さんで治療費を支払うとくれますが、

それによれば、アドレナリンと抗ヒスタミン剤と副腎皮質ホルモンを使ったようです。オーストラリアと同じような感じです。

 


 

オーストラリアの病院は待ち時間が長いけれど

オーストラリアの大きな病院は数も少なく、外来で行くと何時間も待たされるのが普通ですが、

アレルギー反応を起こして駆けつけたときは、流石にすぐに処置室に入れてくれました。

 

娘が小さい時、喘息の発作を起こして連れて行ったときも、すぐに診てくれました。

 

今回、日本で、私が行った病院は、田舎だからと、夕方だったからでしょうか、ほかには患者さんもおらず、看護師さんが数人がかりで私の面倒を見てくれました。

 

一晩泊まってもらうんですとのお医者さんのお言葉で、4人部屋に泊めてもらいました。

実家ではひとりなので、帰されたらちょっと怖かったです。よかったよかった。

 

オーストラリアでハチに刺された時、家の出口が数段の階段になっているところで、ちゃんと降りられずに落っこちたのを思い出します。

私はその直前に抗ヒスタミン剤を飲んだので、その薬が効きすぎたせいだとずうっと信じてきましたが、

もしかしたら、今回と同じくアレルギーのせいだったかもしれません。

 

いろいろ発見あり

今回の事件でいろいろ学んだことがありました。

抗ヒスタミン剤とか点滴で入れたのですが、

家に帰って期待して体重を測ったら

(もちろん減っていることを期待したのです。

なにしろ、夕食は、病院の夕食の時間も過ぎていたのと、アレルギー反応とで、食べたくなかったので、抜いたのです)

点滴

stux / Pixabay

 

なんと、増えていたのです!

1キロほど。

 

ちょうど点滴の量と同じです。

500mLを2袋入れてくれましたから。

 

知りませんでした、これがそのまま体重の増加になるとは。

体重増やしたかったら点滴だ!

 

そして、この水分、なかなか抜けませんでした。口から飲んだ水と違って、組織の中に取り込まれたからでしょうか。

体重が減るまで4日近くかかりました。

 

次に、相部屋のあとの3人のかたは高齢者でした。安く上げたかったので、相部屋を希望しました。

 

相部屋ということで、同室のおばちゃんがおしゃべりしてくれたり、というのを予想したのですが、まったく外れでした!

夜から朝の10時頃までの、私の滞在中に、声が聞こえたのはひとりだけ。

看護師さんたち、どの人にも「〇〇さん」とちゃんと呼びかけておられますが、応答なし。

静かなものでした。

聞こえた人の声もほぼ「イタイ!」だけ。いえ、いじめていたのではありません。

触れられるだけでも実際に痛いのか、あるいはそれだけが語彙として残ったのか…

 

スズメバチさんのおかげで、田舎の病院の現実を実体験できました。

閑散とした受付エリアで退院手続きを取りながら、ここから退院する人は珍しいかもしれないなと思ってしまいました。

 

エピペン

エピペンのことを知っていた私ですが、今回、アナフィラキシーの予防薬「エピペンEpipen」を携行することになりました!

お医者さんがどうする?と尋ねてくださったので、あら、私も持っていいのかと、喜んで持つ方にしました。

エピペンに入っているのはアドレナリンで、病院に行くまでの時間稼ぎのようなものですね。

でも、運悪く刺されても死ななくてもいいというのは大変ありがたいです。

有効期限が短くて、と聞いていましたが、受け取ったものは新しかったのでしょう。期限は来年の9月までです。ラッキー!

保険の点数は1707と明細書には書いてありましたが、薬価はネットで調べると10570円のようです。

点数と薬価の関係がよくわかりませんが、私は3割負担なので5000円くらい払ったのでしょうか。

 

オーストラリアだといくらになるのでしょう。

 

エピペンが高すぎる、マイラン製薬は儲け過ぎだ、というアメリカの記事がネットにありました。

下のサイトに日本語訳があって、原文のリンクもあります。

https://www.gizmodo.jp/2016/08/the-epipen-mylan.html

 

私は、ブリスベンで、マイランに買われた製薬会社で5年半働いていたので、エピペンにマイランのマークが入っていて懐かしかったです。

 

ところで、今回のお泊りのお値段は、入院費と治療費、エピペンも全部ひっくるめて、24390円でした。

 

オーストラリアの公立病院は地元の人にはタダなので、お泊りしてもタダなのですが

(出産でもお世話になりましたが、タダでした)

日本ではハチに刺されるのも、経済面からも控えめにしたほうがよろしいようです。

 

入院

ProSmile / Pixabay

 


 

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