毎朝食べるヨーグルト、コップ1つで作りませんか
私の朝ごはんはヨーグルトにオーツやドライフルーツを混ぜたもの。だからヨーグルトをきらすわけにいきません。
はじめはスーパーに行って、その日の特売のヨーグルトを買っていました。しかし、日本のヨーグルトのパックは小さい! 400-450gですか?
オーストラリアは1㎏。えー、大きい!と思います? そんなに大きくありません。日本の1Lの牛乳パックは1㎏です。
ともかく、しょっちゅう、スーパーでお安いヨーグルトを探すのは面倒です。
そこで作り始めました。
作るほうが面倒? そうです。普通のヨーグルトを作ろうとすると、36℃くらいだったと思いますが、保温しないといけないので、大枚はたいてヨーグルトメーカーを買うなどして暖かい環境をこしらえる必要があります。
ところが、暖めないでもできるヨーグルトがあります。いわゆるカスピ海ヨーグルト。これは20℃くらいで大丈夫。ただ多少時間がかかります。
夏と冬で違いますが、だいたい朝混ぜて、次の朝ぐらいにはできています。今など、夜の温度は10度以下でしょうが、大丈夫です。まだゆるいかなと思えばもうちょっと放っておきます。
フジッコやグリコから出ているカスピ海ヨーグルトそのものをタネにしてもできるとは思いますが、最初は一応、フジッコの「カスピ海ヨーグルト手作り用種菌セット」を買いました。
セットと言っても、3g入りの種菌が2袋と説明書が入っているだけです。
その1袋を継代培養しているので、まだ1袋残っています。賞味期限17.2.28とあります。いつ始めたのか記憶にないのですが、1年以上は続いていると思います。
ときどき、フジッコから新しい種菌をお買いなさいというお知らせが来ますが、無視して続けています。
だって、これは今でこそフジッコの無菌室で大事に育てているのでしょうが、もともとは家森という人がカスピ海のあたりで見つけたものですよね。
そういうあたりの普通の家で、種菌を定期的にどっかから買って純粋培養をするという育て方はしてないでしょ。要するに今の私と同じ。
最初に種菌から作ったヨーグルトは酸っぱさがなく、粘度が非常にありました。引っぱるんです。とろっと。納豆は直線的な引っ張り方ですが、こちらは丸い感じで引っぱる。
今は、酸っぱさも粘度も普通のヨーグルト風です。私はこっちのほうが好きです。もしかしたらカスピ海ヨーグルトではなく普通のヨーグルトになっているのかもしれません。
保温しないでヨーグルトになっているのですから、素晴らしいです。
私の作り方は消毒などはしません。昔の人がヨーグルトを作るのに、きれいな容器は使ったでしょうが、たぶん消毒はしていない… 日本人が家でお味噌作るとき、消毒してこなかったように。
できたヨーグルトから、真ん中あたりのきれいそうな部分を大きいほうのスプーンで1杯とって、牛乳を入れてよくかき混ぜるだけ。容器はタンブラーというのですか、大きくて背の高いグラス(コップ)を使ってます。たまたまあったからですけど。
朝かき混ぜてラップでふたをして、その辺に置いてます。次の日の朝、できていたら冷蔵庫で保管。まだだったらまた放っておく。
忘れて2日置いたことがありますが、上がちょっと色がついて、あら、雑菌が住んじゃったかなという感じでしたが、食べても大丈夫でした。
コップは4つ用意。使うのは常時3つです。古いほうから消費して、常に2つはヨーグルト入りで冷蔵庫にある状態を保っています。
使ったコップは普通に洗うだけです。
朝ごはんにヨーグルトを食べるとき、ヨーグルト入りのコップを冷蔵庫から1つ取り出して、小さいボウル2つと空のコップを並べ、半分を1つのボウルにいれたところで、1さじを空のコップへ、残りをもう1つのボウルに入れます。
コップには牛乳を入れてラップしてその辺に置いておく。ボウルにはオーツとかを入れる。これで、2日分の朝ごはんの用意完了。
家族がいるともっとたくさん作らないといけないでしょうが、ひとり暮らしやふたり暮らしだと十分これで回ります。簡単ですし、ヨーグルトの空容器を捨てる必要もなく、牛乳代だけですから、お得だと思います。
牛乳は、痩せたい願望があるので、低脂肪乳を使っています。スキムミルクで試したことはありません。普通の牛乳ならもちろん大丈夫でしょう。
是非、お試しあれ。最初の種菌セットは1000円とちょっと値が張りますが。
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