映画「GIftedギフテッド」を見ました、子育て終了の私にもおもしろかったです!

映画を見に行ってきました。

Gifted

都会の映画館ではとっくに終わっているかもしれません。

 

もしまだだったら、この先は読まずに、是非、映画館で見てください。

InterestingでI was so movedでした。

 


 
姉が残した赤ん坊を弟が育てる話です。

で、その赤ん坊は7つになっているのですが、

普通の子どもではない…

 

でも、若いおじさんは、普通の子ども、

ひいては普通の大人に育てようとしています。

なぜなら、自分たち、特に姉が普通の幸せな暮らしをできなかったから。

 

最近は「毒母」とかいるようですが、彼の母、つまり女の子の祖母は「毒祖母」ですね。

 

そんなに名をあげたかったら、自分が数学をやめなかったらよかったんです。

子育てをExcuseにしてたようですが、

子育て終わってから復帰すればいいし。

で、自分がトップクラスになれなかったら、諦めるべきですよね。

子どもを使って自分がなれなかったものにさせようなんて、ずるい!

 

ハラハラドキドキの2時間近くでした。

ハッピーエンドで、ホッとしました。

涙もろい人なら、あちらこちらで泣いちゃいますね。

 

この場合、主人公はどちらなんでしょう?

Maryという女の子か、

Frankというおじさんか?

 

このMaryという名前、

「母親のツールにされるのに飽き飽きしたMaryのお母さんDianeが

わざととっても平凡な名前を選んだんだ」と、

映画を作った人が言いたかったんじゃないでしょうか。

 

話が脱線しますが、日本はキラキラネームの花盛り。

外国の真似をしようというのではないですが、

欧米の名前って、かなりConservativeだと思います。

名前できらめかずに、中身できらめく子どもを育てませんか?

 

この間、見た、「Hidden Figuresドリーム」にも、コンピューターの間違える(といってもまだよく使い方のわからない時代のコンピューターですが)計算を正しくやるような、Giftedな女性が出てきました。

今って、Giftedブームなんでしょうか?

 

日本じゃ日常的にGiftedがどうのこうのとは言いませんが、オーストラリアとかじゃありました。

親というのは自分の子どもがふつうと違っている(この場合、できればNegativeにではなく、Positiveな方向にです)というのは、うれしいものです。

 

IQが人並み以上だとか、お勉強ができるとか、

スポーツやダンスの才能があるとか、絵がうまいとか、ともかく親は喜んでしまうのです。

 

この映画の場合は数学でした。

 

おじさんの偉いところは、普通の学校にやって、普通の子どものように、生活を楽しませるだけでなく、

ちゃんと数学の本も与えて、そういうMaryの数学をしたい欲求も満たしていたところです。

 

一方、祖母がこっそり里親のゲストハウスでやっていたことは、まさにhorrible!

7歳の子どもを数学漬けにしたのです。

 

猫のフレッドに助けられた感じです。

もし、フレッドがヒントになって、おじさんが助けに行かなかったら、

この上なく不幸でいびつな人間になっていたことでしょう。

 

もしかして、私たちも、

この「毒祖母」Evelynに近いことをやっているのではないでしょうか?

 

私は最初のひとりふたりの子どもには「毒母」に近かったかもしれませんが、

そのうち、息が切れて、(というより、そんなにカッカしてもなるようにしかならないということに気づいたのかもしれません。)

けっこうRelaxedな子育てをやったつもりですが、さてどうでしょう。

 

うちの5人、まあいちばん下はまだ22ですが、誰も子どもを持ちそうにないです。

それって、私は気楽でうれしいのですが、

どうなんでしょうねえ?

自分たちの子ども時代がこの上なく楽しかったから、

もう十分だ!と考えた結果だということにしましょう。

 

この映画で私が気に入ったシーンは、

おじのFrankが、「土曜の夜は入ってきちゃだめだと言ってただろ」とMaryを叱るところです。

えらい!

謹厳実直な大人じゃ、長い子育てを楽しくやることはできません。

決まった彼女がいたわけでもない彼ですから、

ひっかえとっかえ、時々、誰かを連れ込んでいたのか、

あるいは子どもに見せたくないほど酔っぱらっていたのか、

ともかく土曜の夜は毎週、Robertaにお願いすることにしていたのでしょう。

 

親も子も楽しみながら隣人の助けも得て、子どもを育てられたらいいですね。

 

Frankの弁護士の言葉もよかったです。

あの裁判官はいい人だけど、微妙なところになると、お金のある方に動くから

それに備えないといけないとFrankに教える話。

現実社会ですね。

 

最後に、負け惜しみをひとつ。

日本でも時々、Giftedの子どもの話、飛び級とか、大学に18にならずにはいるとかそんな話があります。

 

でも、そんなに急いでどうするんです?

早く入ったからって、その後の大人の時間が長くなるだけじゃないですか?

次から次へと時間を惜しんで発明発見を続けられるというのなら、

その時間が長くても有効に使えるでしょうが。

 

将棋とかの場合はいいですね。

ずうっと上を目指して勝負し続けられるから。

終わりがありません。

 

しかし、大学の研究者になるとしたら、

20歳で博士号を取っちゃうのと、

27歳で取るのと、あとの人生になんか違いがあります?

 

あるいは、早いほうがもっと楽しいですか?

もちろん周りはほめてくれるし、

親は喜ぶでしょう。

 

しかし、祭りのあとは?

普通の人生じゃないですか?

よけいに寂しいですよね。

これ、はい、酸っぱい葡萄です。

 

追伸

あのMaryをやった女の子、前の歯がなくて。

あの子のお母さんは「毒親」じゃないんでしょうね。

毒親なら抜けたままにしておかないでしょう(笑)。

毒親ならそもそも歯が抜けないか…

いい子役を見つけましたね。

 

またまた、追伸

日本でなぜGiftedというのが流行らないかを考えました。

 

日本で言わないのは、日本には高校入試とか大学入試とかあって、高校や大学がはっきりランク付けされているからかもしれません。

「うちの子、Giftedなの」と言わなくても、「うちの子、〇〇高校です」で満足できるでしょ。

 

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