ゴボウのささがき、言葉さえ忘れていたが、きんぴららしきものを作る
ゴボウを買いました。
よく見る3本入りの袋が98円だったので、
なんとなくつい買ってしまったのです。
ゴボウを買ったのは、
この4年半あまりで、もしかして初めてかも……
その前、ブリスベンにいるときは、
店にゴボウは売ってませんから、
もしかして、誰かが持ってきて植えてるやつとかある?
買っていません。
英語でいったいなんと呼ぶのやら、
前に調べたことがあったような……
買ったからには調理して食べなければいけない
しかし、衝動買いしてしまったからには、
料理しないといけません。
私が好きなのはきんぴらです。
ブリスベンでは、ニンジンだけできんぴら風にやってました。
そこで、ゴボウを長ーいビニールの袋から出して、
あれー、長すぎます。流しに入らない。
ポキッと二つ折り。
それからゴシゴシ、
愛用のサランサラッシュ(今は名前が少々変わったようですが)に、
石鹸が残っていないことを確認して、
ゴシゴシ。
適当に白くなったところでやめました。
ニンジンや大根だと、皮をむくのに、
ゴボウはむかないんですね。
ニンジンや大根と違って、
表皮なのか、土なのか非常にわかりにくいのですが。
里芋も(うちのあたりでは小芋と呼んでましたが)、
もしかして完全にはむかなかったかなどと、
考えつつ、
ピーラー(私はリッターのピーラーの愛用者です)とかでむいちゃったら、
ゴボウの場合、
中身がほんとに少なくなってしまうからでしょうか。
さて、硬そうだから薄く切らないと。
薄く、薄く、面倒ねと切っていて、
思い出したのが「ささがき」という言葉。
ささがきはどうするのだったか?
ゴボウはささがきだ!
そこで、今度は、うーん、ささがきってどうやるんだったっけ?
やっとのことで、鉛筆を削るみたいに
(鉛筆だって昨今、ナイフで削りません)
包丁で削るのだったか、と思い出しながら、
ボウル(bowl これ、bowlだから、ボールballじゃなくてボウルって書くんだったんですね)
の水の中へ落としていきました。
この水にさらすという工程も、
頭の奥から引っ張り出しました。
こういうの、ネットで、ゴボウと検索したら、
レシピが、下準備含めてすぐにたくさん出てくるのでしょうが、
あえてそれをせず、
内蔵のハードディスク=頭を使ってみました。
次にゴボウをさわるのは、
もしかして、もう一生ないかもしれません。
ゴボウは、香りが好きだし、
きっとこの先も機会があれば食べるでしょうが。
ゴボウに対する一般消費者の需要ってあるのだろうか?
ゴボウって野菜売り場の定番ですが、
買う人いるんだなあ、
どういう年齢層かなあ、と思います。
ゴボウの消費を維持する唯一の方法は、
パックに入った下処理済みの白っぽいゴボウにすること、じゃないでしょうか?
それだったら、封を開けてすぐ調理できます。
でも、私の嫌いな添加物がいろいろ使われるかもしれません。
おまけに、値段がぐっと高くなるはずです。
難しい問題ですなあ。
ゴボウで思い出すのが、
ほんとうかどうか検証してませんが、
第二次大戦中に、
捕虜の収容所で、ゴボウを食事に出したら、
木の根を食べさしたと思われて、捕虜虐待になったという話。
おいしいから出してあげたんでしょうにね、
気の毒に。
自分たちが食べるものにもことかいてたんじゃないかと、
想像するんですが。
「ゴボウ 捕虜虐待」で検索したらすぐ出ました。
Wikipediaの記事がありました。
外地の収容所じゃなくて、(外地にゴボウがあったのかなあって思いました)
新潟だったんですね。
収容所の警備員8人がBC級戦犯になって、死刑になったそうです!
ゴボウだけじゃなかったんでしょうが、
これって、絶対、報復(revenge リベンジ)ですね。
ひぇー、収容されていたのはアメリカ人に、オーストラリア人、イギリス人だそうです。
収容されていたオーストラリア人捕虜300名のうち60人が大寒波の際に死亡したそうで、そのとき、英米の捕虜はなくなってないようですから、
暖かい~暑いオーストラリア出身で、寒さに慣れていなかったんですね。
戦争がこれ以上増えないことを(今でも戦争状態みたいな地域ってありますもんね)祈りながら、
きんぴら食べます。
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