「愛と法」見てきました、シネ・リーブル梅田でやってます
昨日、同窓会前の友だちとのお茶をgive-upしてわざわざ見てきたのが、
「愛と法」というドキュメンタリー映画。
朝日新聞で先週だったか紹介されていたので、
同窓会という、めったにない梅田に出かける予定があるし、
これは神の啓示ではないかと、行ってきました。
私はごく普通に暮らしてきて、
いや、普通ではないと言ってくれるヒトもいますが、
LGBT関連で悩んだことはありません。
しかし、まあ見聞を広める良い機会ではないかと思いました。
どんな人が見に来るのだろう、
場違いにならないかと、少々の不安もありましたが、
お客さんはごく普通の/普通に見えるヒトたちで、
男女のカップルもいました。
私は実生活では悲しい涙も嬉しい涙も流したことはないんですが、
(目にゴミが入って無理やり流すときとか、
玉ねぎを切るときとかは除きます―玉ねぎは冷やしておくと涙出ません!)
映画では涙が出ます。
今回も泣けました。
主人公の男性ふたりは弁護士で、LGBTだけではなく、世の中のいろんな問題を扱っています。
このふたり、もしドキュメンタリーではなく、映画だったら、きっとハンサムな俳優ふたりが演じただろうと思います。
結局、私はこのふたり、最後までどっちがどっちかよくわからなかったのですが、
よく似た顔で、かつ、Good-lookingではありません。
結局のところ、お互いの内面にひかれたのでしょう(笑)。
ドキュメンタリーで紹介していた社会問題のひとつが、日本には無戸籍者が1万人いるという話です。
こういうことを聞くと、
外国から親に連れられてきたとか、
外国から来た親から生まれたのではないかとか考えてしまいますが、
違いますか?
そうではなくて、親も元からの日本人で、日本で生まれて育った人で、戸籍がない、自分の存在を証明する書類がない人たちです。
どうやって学校に行けたのだろう、こういうケースに対処できるようなシステムがあるのだろうか、
どうかあってほしい、と願います。
その依頼者のひとりが、戸籍謄本、
今は全部事項証明書って名前に変わりましたっけ?
を手にするところもありました。
海外に支援に行くのも大事ですが、国内のこういう人も救える政府であってほしいと思います。
そのあと、同窓会に行って、何人かに、「愛と法」おもしろかったよとPRしておきました。
あれ、英語は両方、Lで始まるのか、
頭韻を踏ませたのかとさっき思いましたが、
英語のタイトルはOf love and lawだそうです。
この映画、もちろん日本語なんですが、
画面に初めから英語の字幕が出ます。
どこででも簡単に見せられるようにってことでしょうか。
制作も、日本の人と海外の人/英語話者?の両方が関わっています。
字幕のほうが目に入りやすくて、
耳がお留守になりました。
できるだけ字幕を見ずに、日本語の声を聞こうと努力はしたんですが。
字幕消しバージョンもあるといいかも。
日本にいる日本語不得手の英語話者も、楽しめる映画です。
彼らの法律事務所は「なんもり法律事務所」です。
この映画でお客がどっと増えたらどうするんだろうと、他人事ながら心配しました。
よくある利益追求の弁護士ではなく、社会の不正義に泣く人は、飛びつきたくなる弁護士さんたちだと思いました。
男女の仲が冷めて別れることもよくある話です。
ドキュメンタリーが手枷足枷にならず、ふたりが自由に生きられることを祈ります。
そろもんさま
この弁護士さんたちのことは数年前にインターネットのどこかで
知りました、続報などもあったと記憶しております。
セクシャルマイノリティの方々はもちろん過去いろいろな法制度からはじかれてきた方々のことが気になって、少々活動のお手伝いらしきこともしております。
更新が次々続きワクワクして拝読しておりますが、オーストラリアへいらっしゃった後そろもんさまロスになるのではと少々取り越し苦労しております。
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わたしにとって蒙を啓いてくださるこのブログは本当に貴重です。
Kateさま
コメントありがとうございます。
そういう活動もしておられたんですね。
毎日のたわごとを評価していただいて
おもはゆいです。