虎尾を見ました! Netflixで
昨日、今日、店は休み。いろいろする/したほうがいいことは無限にあります。ちっともシンプルではない……
この休み、海に行きたかったんです。
海辺の青さが頭に浮かんで離れない……
ところが、海に行ってもいいのは今週の土曜日からでした! ガーン
土曜日から、50 km以内なら、ドライブしてもよくなります。例のコロナウイルスの感染防止の制限の一部緩和です。
どっさり溜まった洗濯は、娘が3回洗濯機を回してくれて、私は干すのをちょっと手伝っただけ、ラッキー!
洗濯はまとめてしかしない私
日本には、「毎朝洗濯をする」という人が結構いるのかもしれませんが、私はマメじゃない人です。
思い出しました。
書こうと思った虎尾の中で、
主人公の若い奥さんが、コインランドリーで、人と会う(どっちかというと人を見る、でしょうね)ために洗濯物は少ししかなくても来てるんだと言ってました。
親の設定で結婚した人とアメリカに来て、言葉もわからず、知り合いもなく、夫は仕事で忙しく、
やっと中国人らしい人を見て、声をかけるシーンです。
しかし、この人は働いていないし、夫の収入もあんまりないだろうし、無駄にするコインランドリー代はあったのか、と思いました。
親にお小遣いもらってたか?
Tigertail=虎のしっぽ
「虎尾」は昨日のブリスベンの新聞 The Courier Mail クーリアメールで紹介されていました。
記事を読んで、あれ、映画館は閉まってるのに、(そう、コロナの“おかげ”です)と記事の下を見ると、Netflix と書いてありました。
最近、映画も見てないし、
(コロナ騒ぎの前に「パラサイト半地下の家族」を映画館に行ってみました。あれは3か月くらい前。)
食料品以外にお金を使うのはいやな私ですが、
映画館に行くのにもお金がかかるし、と Netflix を調べてみました。
Netflix を使ってみる!
月 $9.90、日本では月800円ですか、今の換算レートだと、こちらの料金は700円足らずでしょうか、おまけにいつでもやめられるということです。
つまり映画を1本見るのとほぼ変わらないわけです。日本はシニア料金でも1100円だった気がしますが、こちらにはまだ $7くらいで見られる映画館があります。
映画館との違いは画面の大きさですが、そこはいいことにします。
で、なんとか申し込んで、
(Googleの検索では日本語の Netflix の紹介が出てましたが、クリックしたらちゃんとオーストラリアのサイトが開きました。便利ですが、全部見通されています。)
サイトで、Tigertail を探し出して、見ました!
この映画は、はじめから Netflixで公開されているんですね。
コロナウイルスの結果の新しい設定なのか、最初から映画館ではなく Netflix で見せるために作ったのか、そういう事情に疎い私にはわかりません。
日本での題名は『虎尾/Tigertail/タイガーテール -ある家族の記憶-』だそうです。
ゆうべ、眠くなったから、映画でも見るかという状況だったのですが、1時間半、眠気はどこかに行き、終わったときは、もっと続いてほしいと思いました。
ぜひご覧ください
よかったです!!
はじめのほうの、一面に広がった水田の稲のシーン。
台湾にもこんな広い部分があるのか、と思ってしまったんですが。地図で見ると小さいじゃないですか。(笑)
主人公は貧しい生い立ちで、アメリカに移住して一応ふつうの暮らしは手に入れるけど、家族との関係がうまくいってない人。
この人、成長につれてどんどん別の俳優さんに変わるんですが、最後の人はずうっと笑わないんです。ところが、1箇所だけ笑う。
ここがあるから、この人のために、ほっとしました。
私は子どもたちがやっている店を手伝っているんですが、お客さんには、中国本土や台湾出身の人も多いです。
台湾から来たという人が、歴史の話で国民党が来たときはひどかったけど、と言っていました。
私は、
中国本土で毛沢東の共産党に負けた蒋介石の国民党が、台湾に逃れて、そこで国を作った、ということは知っていましたが、
台湾の人をいじめたのは知らなくて、
??だったんです。
この「虎尾」のはじめで出てきます。
国民党の兵士がふたりジープでやってきて、ひとりはとっても意地悪そう。もうひとりはましで、ああよかった。
この映画、私はオーストラリアに移住したからよけいに感情移入するのかもしれませんが、
離婚だとか、子どもとのコミュニケーションだとか、家族や人と人との関係という誰でも共感できることが描かれています。
おもしろくて、ためになる映画です。
ところで、虎尾というのは、意味がなくて、主人公が育った場所の地名だそうです。なーんだ。
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