You have to enjoy life!
今朝、ウォーキングの途中でお隣の奥さんマリアに出会って、立ち話をしました。
その前に、ダンナさんのポールがベランダにいたので声をかけて、話しました。1年ぶりだったので、最近の一家の消息など聞かせてくれました。
ポールがマリアは歩きに行ったよと言ったので、見つけたら挨拶しようと思いながら歩いていたら、ちょうどやってきました。
2週間こっちに戻っているんだと話しました。うちの母は10年近く前に半年ほどうちにいました。
もちろん英語を話せたわけではありませんが、あの頃はまだせっせと歩いていたので覚えてくれている人もいます。
マリアは、お母さんはどう?と聞いてくれます。しばらく一緒に暮らしたけど、今は施設だよと話しました。
一緒に住むのは大変過ぎたという話もしました。
それから、You have to enjoy life. You also have to entertain others. Otherwise it is not worth living. というようなことを言ったら、そうだそうだと共感してくれました。
日本の知り合いに、うちの母の状態を話して、ああいうのはだめだと言うと、そうだねという人は非常に少ないです。
長生きしてくれたらうれしいでしょというふうな反応なのです。私は違います。母に会うのはちっとも楽しくありません。
だからマリアの返事が気持ちよかったです。
人間ってやっぱり努力を続けるべきではないでしょうか?
うちの母は自分は努力しないで、相手に何かを求めるタイプです。
この前、施設にチラッと顔を出した時、母が私に言うんです。つまらないって。
楽しくしたらいいでしょ。母はグループホームにいます。9人ぐらいが一緒に職員さんの助けを受けながら暮らしています。
朝、みんな、リビングに出てきて、1日一緒に過ごすわけです。いくらでもおしゃべりできるじゃないですか。おしゃべりを楽しめばいいでしょ。
テレビだっていつもかかっています。おもしろい番組だってしてますよね。
自分を変えればいくらでも楽しめるはずです。ひとりぼっちで、暮らしているわけじゃないんですから。しかし、それをしようとしない。怠慢でしょ。
つまらないから、ドライブに連れて行ってくれって。
お母さん、無理です。母は、施設に入ってすぐ車イスで1日過ごすようになりました。
母は、施設の人が危ないからって歩かせてくれなかった、とまた周りのせいにしますが、私にはわかっています。
母は世話をされるのが好きなのです。重病人扱いされたいヒトです。
一緒に1年半暮らした間、スパルタ教育じゃないですが、母にはせっせと歩いてもらいました。
最初の頃は、私が来る前に入っていた施設でも、車いすを使っていたりしたので、一応、車いすを買いましたが、ほとんど不要になっていたのです。
そういう状態ならドライブにも行けますが、今の母だと、車に乗せるのも大変、トイレも大変。私には無理。こっちがつぶれます。
お母さん、お出かけできなくなったのは、ご自分の行いの結果です。
たとえ体が効かなくなっても、おもしろいことを言って、人を笑わすこともできます。笑顔を振りまくことだってできます。
与えないで、何か取ろうというのは身勝手です。
そういうことを言っても、そうよ、そうよと共感してくれる人にあんまり出会わないので、マリアの反応はうれしかったのです。
高齢化社会だそうです。皆さん、かわいい年寄りになろうではないですか? そしたらみんなHappyになれるかもしれません。
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