65歳になって届いたものが日豪で違いました
もう8月ですね。日本は暑い夏。こちらは早朝はブルブル、日中はアツー! 1日の間に夏と冬を行ったり来たりしている気がします。
5月の初めに65歳になりました。日本だと退職年齢。あれ、定年はまだ60歳でしたか? 退職年齢ではなく、年金受給年齢ですか。
いつも思うのです。この間の5年間を、国?はどうやって生活しろと考えているのかって。霞を食べる?
日本人は貯金をする国民ですから、大丈夫ってことでしょうか? でも、やっぱり不思議です。
不思議といえば、国民年金の額も不思議。母はおそらく国民年金を満額もらっていましたが、介護保険料を引かれて、手元に入るのは毎月4万円ちょっと。
4万円で暮らせます? なんのための年金だったんでしょうね。世の中には「年金生活者」という言葉もありますが、年金で生活はまあ無理でしょう。
「年金生活者」というのは英語の Pensioner の訳語でしょうね。確かにPension だとなんとか暮らせると思います。Pension の額はまた調べて書きます。
この退職年齢だって、昔、私が新卒で就職したときは50歳か55歳くらいだったような気がします。昔は男女平等が徹底されてなくて、退職年齢も女性のほうが早かった……
私のときにまだそうだったかどうか、覚えていませんが、
女の人を大事にしてくれるのね、ラッキー!なんて、うぶな私は考えてましたが、
もしかして、早く女を追い出して、役職にもつけなくする方針だった?
あるいは、女は年を取ったら早くボケて使い物にならないからとか?
ああ、職場には若い女の子がいいな、おばさんやおばあさんではなく、と考えた?
うーん。
ともかくこの点の男女不平等は消えて、今は仲良く同じ年齢で一応同じように扱われています。
私は55歳まで続くこともなく、はやばやオーストラリアに逃げてきてしまいましたが。
だいぶ脱線したところで、本題に戻ります。
この前、6月半ばに日本に行ったら、いろいろ郵便物が届いていました。いっぱいにならないように、友だちが郵便受けを空にしてくれています。
その中にあったもので、えー!だったのが、介護保険証。
これまでも母のは届いていました。見慣れた保険証です。
ところが、名前が母ではなく、私!
3月にオーストラリアに帰るとき、役場に転出届は出さないで、そのままにしてありました。そうすると、住民税だけでなく、国民健康保険も払っているわけですが、使わなくても、ふるさとに寄付するつもりでいいじゃないか、などと、ケチな自分に言い聞かせています。
65歳になったから届いたんですね、介護保険証!
友だちに聞くと、まわりには、私より早く生まれた人はいなくて、ショックを感じた人がいませんでした、残念。
今の私が、介護をする側ではなく、される側になることは青天の霹靂みたいなものですが、される側になってもいいよ、という優しいお心遣いでしょうか。
介護保険の財政状況もかなり大変でしょうから、できるだけ使わないですみますように。
でも、世の中には、保険料を納めながら、使うと楽になるのに、使っていない高齢者のかたがたくさんいると思います。そういうかたは是非使っていただきたいと思います。
そして、こういうサービスが使えるよ、とまわりの人が教えてあげてくれますように。
65歳になって、こっち、オーストラリアのブリスベンで届いていたものはなにか。それは Senior Card でありました。
いろいろな高齢者割引が受けられるよというカードです。
こちらは住民登録とかの制度がないのに、おまけにこの5年、日本のほうが長かった私によく届けてくれたもんだと思いました。
申し込んだら、電車やバスの割引運賃が使える高齢者用の Go Card のついたのを送ってくれるとあったので、早速申し込みました。
届いたのはシニアカードと、ゴーカードが裏表になったカードです。
普通のゴーカードは紺色ですが、こちらは茶色でした。
ゴーカードというのは、日本にいっぱいある、イコカとかスイカみたいなもんです。
最初のシニアカードも 使わないまま、新しいプラスチックのカードを送ってもらって、もったいない気がしましたが、ありがたく頂戴しました。
そうそう、介護保険証はまだ紙です。
65歳になって、
日本で紙の介護保険証をもらって、オーストラリアでプラスチックの電車やバスの割引になるカードをもらったわけです。
割引(ラッシュアワー以外は半額)になったのがうれしくて(?)、いつも車の私が、最近、電車に乗っています。
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