頭の構造のちがい? 数学ができる、できない
昨日、おしゃべりしていて、引っかかっていたことがありました。
さっきシャワーの中で、あれってもしかして…
今、また思い出して、おもしろいと思うので書いておきます。
話題は、私が、「入」という漢字を、
(このフォント見にくいですね。
いったいどっちがどっちにいっているのか、どっちが長いのかよくわかりません。)
入 人 ね、わかりにくいでしょ。
教科書体ならよくわかるのでしょうが、
この文章を書いているのは、WordPressというプログラムです。
フォントを選べるのでしょうか?
無理のようです。
教科書体で書いて上に画像で貼りつけてみました。
はい、元の話に戻って、
この入るという字を
こう書く生徒に出会ったので、
(えー! 私、そう書くよ!って言わないでくださいね。もしかして、当節はそっちの方が多い?!)
それを嘆いたんです。
それと、もうひとつ、たとえば
16-9という引き算をひっ算に書かないとできない子。
小学校でもっと基礎をちゃんとたたき込んでもらいたいよねって。
相手は現役の先生。
でも、小学校じゃなかったので、言えたんですけどね。
そしたらその人、そういう生徒は数の概念がわかっていないんだというふうなことを言いたかったんでしょう。
たとえば、10は指10本だけど、それがイメージできない、ばらばらなものが10個あると頭に浮かばないんだと、多分言いたかったんだと思います。
私は、4と6で10、7と3で10と覚えればいいんじゃないの? 覚えるまでしつこく記憶させたらいいでしょと言ったんですが、
ここで、われわれの意見はすっきりとかみ合わなかったのです。
実際、私はそうやって覚えてます。18と5だったら、8と5は13だったから、23だ。こういう感じ。量として覚えていません。
九九を覚えたように、足し算と引き算も覚えてる…
数字という文字の特性っていうふうに一つ一つのルールを覚えています。
9で引くときは元の数字の1の桁がひとつ大きくなるんだよねって。
私、小学校では算数できました。でも、数学になったら計算はできても、ややこしい話はアウト。
微分や積分など、先生が定義みたいな話してくれますよね。
放物線でしたか、グラフを書いて細かく割ったら面積になるだろというような図。
あそこで、私はついて行けなくなりました。
私は納得できないと前に進めないのです。
ああいう定義みたいな話はしないで、ルールだけ教えてくれたら、
そう、微分すると、次数がひとつずつ少なくなるんだよとか、それだけ教えてくれていたら、
私の数学の成績はあそこまでひどくならなかったでしょう。
数学がわかる数学の先生としては定義をすっ飛ばすなんて考えられないのでしょうが、
数学がわかりそうな子と、
わかりそうにない子で教え方を変えるのはいかがでしょうか?
ただし、この競争社会で、50年前の私が、
素直に「わからないほうのクラス」に入ったかどうかは大いに疑問ではあります。
昨日の話の相手は、その時は忘れていましたが、
数学の先生でした。
だからたぶん数に対する理解が、私と根本的なところで違うのです。
大人になって、大阪に住んでいた時、近くの公文教室で無料体験があって、
行ったことがあります。
私が、です。
そのとき、大人になれば数学がわかるんだ!と思いました。
つまり、私がその時に公文のシートでやったのは、
いろいろこだわらずに、素直にルールを使えば解ける問題だったからでしょう。
残念ながら、複雑な問題は、十分に大人になった今もできません!
ときどき塾で遭遇する中学入試の非常にややこしい理科の問題も、
考えていると頭が真っ白にというか、フリーズします。
つまり私の頭は、そういう問題ができるようにはなっていないのです。
小さな耕運機で北海道の大草原を耕そうとするようなものです。
小さな耕運機でないと使い勝手の悪い畑もあります。
そして、小さいから劣っているというわけではありません。
反当たりの収益が、小さいほうがずっと上かもしれません。
その辺、つまり脳に違いがあることを認めたほうがいいのではないでしょうか?
精神一到何事か成らざらん、ではなく。
そして、その人にあった方法で学ぶことができれば、
挫折感を先延ばしにできるというか、
挫折感ではなく、違いをPositiveに認識することができるかもしれません。
そして、「わからないほうのクラス」には、無駄な時間を定義にさかないで、
もうちょっと上手に暗算や筆算ができるようにさせられるのではないでしょうか?
昨日、話し相手が、指を10本広げたところで、思い出しました!
オーストラリアの小学生には指を使って計算する子がいます!
しかし、これって、数字をかずとして認識しているのか?
それなら悪くない?
私、たまたまだったのか、周到な計画だったのか忘れましたが、同じ職場の数学教師と結婚しました。
うちの5人の子ども、私みたいなのがふたり、あとの3人はたぶん私と違う…
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