コンサートの聴衆の平均年齢は70歳?
町内の公民館共催のコンサートに行ってきました。民謡じゃありません。弦楽四重奏で始まるクラシック音楽会。ステージの上の人は若くもなく、年でもなく。しかし、聴衆はおばさん~おばあさんが主でした。
「昨今、どこに行っても自分より年下の人ばかり」とどっかに誰かが書いてありましたが、うんうん。でも、こういうコンサートは違うんです。自分がいちばん若いのではないかと思ってしまいます。あと2週間で63歳ですけど。
なぜなんです? どうして若い人とか小中学生がいないの? この前、隣の町のクラシックコンサートに行った時も聴衆はそういう感じ。教育的効果だってあるでしょうに。
オーストラリアでは(私の経験はクイーンズランド州です。他の州は違うかも)小学校や中学、高校に吹奏楽部のほかに、オーケストラとかストリングアンサンブルとかがあって、普通の子がバイオリンやチェロを弾きます。
ハイスクールを卒業したら、音楽の道に進まない子はやめてしまいますが。それでも、そういう弦楽器が特別なものではないのです。日本だと、合奏はハーモニカとレコーダー、アコーディオンですよね。
だからなんでしょうか? 田舎のクラシックコンサートにお年寄りしか行かないのは?
私はチェロを見たくて行きました。息子3人は学校でチェロを弾いてました。だから、懐かしくて、チェロを見て、望郷の思いにふけるのです(笑)。
ああ、思い出しました。日本は検定試験とか各種あって盛んですが、音楽の全国的なものはないようです。ヤマハとかがやっているのはあるのでしょうが。オーストラリアには公的な試験があります。
Australian Music Examination Boardというところがやっています。各種楽器、声楽だけでなく、ドラマというのもあります。初級からプロレベルまであるので、子どもたちが受けます。
音楽大学を受けるという生徒の英語を塾で見ていましたが、こういうのが日本にもあったらいいのにねという話になりました。そうすれば、大学は実技試験の代わりに使うでしょう。一発勝負で頑張る必要がなくなります。
年を取ってすることがなくなったら、私もチェロでも練習していちばん下のを受けてみようと、子どもの試験に付き合うたびに思っていましたが、なかなか暇にはなりません。
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