余暇をいかに確保するか? 退職の季節にあたって
引越しの車が目立つ季節ですね。ついこの前まで受験生だった若者たちも、行き先がだいたい決まって、ホッと一息ついているでしょう。大学生だった人たちは仕事が決まり、官公庁では異動の時期。そして、定年退職する人たちもたくさんいることでしょう。
退職したらあれをやろう、これをやろうと決めている人も多いでしょうが、中にはやることがなくなってしまうラッキーな人もいます。「ラッキー」ですって?!
ええ、そうなんです。今の私はそんな気持ちです。フルタイムの仕事のない毎日って、一日中家事をしているようなもので、暇な時間がありません。反対に言うと、一日中、暇ともいえましょうが。やることにきりがないのです。
いくら、「以前、フルタイムで働いていたころがよかったなあ」と思っても、今さら、私をフルタイムで雇ってくれる会社もなければ、あれやこれや手を広げた私、ここにたとえ奇特な会社があっても、このいろんな細切れの仕事や勉強に加えて、フルタイムの仕事を押し込む隙間はありません。
数独=ナンプレが好きだったのですが、最後にしたのはいつだったか。ミステリーが大好きなのですが、最後に読んだのは? それでも毎日、「ああ、今日もまた、あれをやれなかった、これをやらなかった」と後悔しながら眠るのです。眠ったら忘れて、朝までよく眠れますけど。
退職される方々、お気をつけ遊ばせ。特に、「会社に行って仕事を始め、会社から出たら仕事を忘れることのできる」幸運な仕事をしておられたかた、趣味にしろ、アルバイトにしろ、ボランティア活動にしろ、いろんなことを一度にしようとしてはいけません。余暇がなくなります! 余暇の確保、これが目下の私の課題です。
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