針箱は死語なのか、つくろいものをしようとして
長年使ってきたシャツに小さい穴が開いていたのを、
どうせそろそろ捨て時だろうしと放置してきました。
下着のシャツはふつうは人目にふれません。
お医者に行くときとか、温泉に行くときとかに着なければ大丈夫。
しかし、うーん、何的だろ?
倫理的?
道徳的?
ともかく穴を放置して使用するというのは恥ずかしいことです。
そこで、やっと重い腰を上げて、つくろうことにしました。
シャツと針箱を居室=台所にもってきました。
ところが、昨日はそこで終わってしまったのです。
ちょうど昨日は、夜、中学生が来る日。
ご飯食べて片付けようとしているところへ、彼女到着!
台所=Teaching roomでもあるのです。
さすがに、いかにも下着然としたシャツは目につかないところに置いてありましたが、
机の上はまだ雑多に物が置いてありました。
彼女、「針箱」という文字を読んで、
はりばことは何か?と聞きました。
中学3年生です。
もちろん日本人です。
その針箱は、お菓子の空き缶のふたの上に「針箱」とマジックで書いただけでしたが。
今は家庭科に針箱を持って行かないのか? ガーン
ネットで調べると、昨今は裁縫セットとか、ソーイングセットと呼ぶようです。
宣伝を見ていると、今でも一応持っていくみたいに思われますが、
小中学生の身内を近くにもたない私にはわかりません。
オーストラリアの学校では針箱もソーイングセットも持っていく必要はなかったです。
日本の家庭科のようなHome Economicsという科目も、技術科みたいなDesign and Technologyという科目もありましたが。
その裁縫セットの値段を見てびっくり。3480円! 子どもの教育費がたいへんだという話がニュースに出ますが、なるほどたいへんです。
50年以上前、私が小学生だったときの裁縫箱はピンク色のプラスチックの箱でした。真ん中が盛り上がっていました。
下のリンクにいろんな裁縫箱の写真がのっています。
http://girlschannel.net/topics/487998/
でも、私が小学生だった頃のは見当たりません。
ここで、あの箱を「さいほうばこ」と呼んでいたことを思い出しました。
先の彼女も、裁縫箱ということばならわかったんでしょうか?
もともとの針箱というのは
こういうものですね。
これは母の針箱。私が小さいときは使われていた記憶があります。
でも、使うのが面倒なので、そのうち母は空き缶に必要なものを放り込んでおりました。
シャツの穴は今朝つくろいました。
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