Ekkaというお祭りが今日から始まります
ブリスベンの町の、そう、街のではなく、町のと書いたほうがぴったりくる、年に1回のお祭りです。
昔、和歌山の実家のあるあたりにも、毎年、「品評会」というお祭りがありました。たぶん今でもやっているのでしょうが、規模というか、関心度はぐっと小さくなっているはず。
近くの農業高校で行なう、野菜などのコンテストで、それに露店が出たりして、近くの人々が集まる楽しい催しでした。
残念ながら、うちの親は興味がなくて、たぶん祖母が1度連れて行ってくれたような記憶が……
このブリスベンのエッカ、まさにその品評会です。
しかし、その規模が違う!
ちゃんとその会場としてShowgroundというものが作られていて、大きな建物も作ってあります。
今はほかの催しに、時たま、部分的に使っていますが、大体はカラです。ブリスベン市のけっこう中央部に近い場所です。
鉄道の線も引いてあって、普段は使わない線ですが、Ekkaの期間中は、駅ができます。もちろんこれもちゃんとしたプラットフォームのあるちゃんとした駅で、1年に1回使うのです。
Ekkaは今日、金曜日から、来週の日曜日までですが、その期間中、地域ごとに、学校や仕事が1日ずつ休みになります。公的な祝日で、ブリスベン市内は来週の水曜日です。
ブリスベンの周辺市町村は来週の月曜日がEkkaのためのお休みです。
今、調べていたら、車で2~3時間かかるBundabergでも休みになるんだと知ってびっくり!
このEkkaのために遠くからも人が 集まるのが 普通だったんですね。
https://www.ekka.com.au/about-us/ekka-dates-public-holiday
今のEkkaでも、品評会の部分はちゃんと残っています。
野菜とか収穫物だけではなく、自分が焼いたケーキなども、審査の対象になり、優秀作品は展示されます。
私は移住してから何回か行きました。
出かけるのは子ども連れの家族が多いでしょうね。メリーゴーラウンドみたいないろんな乗り物が運ばれてきて、
食べ物などお店がたくさん出ます。
有名なのはイチゴののったアイスクリームだったような。
この時期、ブリスベンにいらっしゃったら、ぜひ、電車に乗ってEkkaにお出かけください。
バスや車での行き方も、上のリンクのEkkaのホームページに出ています。
このページ、最近の中国の人の増加に合わせて、中国語のページも用意されていますが、日本語はありません(笑)。
駅の名前は Exhibition Station です。
ところで、Ekkaの正式名称はRoyal Queensland Showです。つまり、ブリスベンというより、クイーンズランド州の祭りだ!という気持ちなんですね。
Royalがつくのは、イギリスの植民地だったという歴史からですが、実は今でも、この国の形式上のトップはエリザベス女王です。
シドニーにも大きなShowgroundがありますが、こちらはイースター(復活祭)の時期に、Sydney Royal Easter Showというのがあるようです。
メルボルンのは9月の終わりにRoyal Melbourne Showだそうです。
地方の町にもShowgroundがあります。
書き忘れるところでした。
Showbagというのがあって、これを買うのが楽しみで行く!という子どもや大人もけっこういるかもしれません。
福袋みたいなもんですが、種類が半端じゃないようです。

うちのパン屋もEkkaを言い訳に、いつもの月曜日だけでなく、月火水と休みにすることになりました。
じゃあ、久しぶりに、行ってみるかと思いましたが、
入場料を見たら、えー!!
おとな35ドルだそうです。私はおそらく、シニア割引きで25ドルでしょうが。
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