日本の税務署もとうとう……コンピューターで確定申告ができるようにするのか
税務署に確定申告の紙を持っていきました。
前にしたときは書類に手書きした気がします。
今回はコンピューターで国税局のサイトに行って指示に従って入力すると、あとは印刷するだけで提出できるようになりました。
しかし、ここで、失敗。
先週それをもっていったのですが、印鑑を押すことに気がつかず、アウト。
郵送しないで幸いでした。
突っ返されてるところだった…
今日再び挑戦(ってほどのこともないのですが)。
受け付けてくれるのを待っている間に、見回していると、
ID・パスワードを申し込めば、来年から自分のコンピューターで確定申告ができるというようなポスターが貼ってあります。
今まではコンピューターからe-Taxというのを使うには、「IC カードリーダー」という装置が必要でした。
年に1回の確定申告のために、誰がわざわざそんな道具を買います?
税理士ならドンドン使えるでしょうが。
さっき値段を調べると2000円前後ですが、1年に1回しか使わない道具です。
オーストラリアで、日本の確定申告のようなものをTax Returnと呼びますが、もう何年も前から電子化されていて、特別な装置など不要、自宅のコンピューターでできます。
コンピューターで申告しない人は昔からの紙で手続きできるように、その季節になると説明入りの冊子になった申告書が、新聞販売店などで無料で配られます。
もしかしたら各戸に配布されていたかもしれません。
オーストラリアでできてなぜ日本ではできないのかと不満でしたが、やっと来年からできるのでしょう。
日本でも、銀行などはコンピューターで、IDとパスワードで取引ができます。
ただ、最近は認証が複雑になって、スマートフォンの番号を登録しないといけなかったり、無料ながら小さな番号の発生装置を請求しないといけなかったり、はたまた、特別なソフトが必要だったり、面倒になっています。
オーストラリアの銀行はまだIDとパスワードだけ、簡単なものです。
日本の銀行がそうではないのは、日本は犯罪が多いということでしょうか?
そうはちょっと考えられず、複雑さが好きな国なのでしょうか?
私には屋上屋を重ねるとしか思えません。
来年、私は確定申告をするのだろうかとちょっと考えましたが、もらっておいても損はないと、IDとパスワードをお願いしました。
税務署のコンピューターで、横に説明する人がついて入力して、手続き完了だったのですが、
ちょっとうーんということがありました。
暗証番号を記入する欄があるのですが、
タイプしても、数字とか文字が消えないのです!
見えたまんま!
これって、ありえないと思いませんか?
通販サイトにしろ、いろんなサイトにパスワードを入れたら、わざわざ「表示」でも選ばない限り見えませんよね。
要するに、税務署は暗証番号とは隠すものという意識がゼロですね。
最後にくれた本人用という印刷した紙には暗証番号もはっきり印字してくれてました。
実はいつも使う文字と数字を入力したのですが、もっといい加減なものにしておけばよかったと悔やみました。
もし、ほかのところでパスワードが破られて何か被害があったら、税務署から流出したと思うことにします(笑)。
おまけにこの入力の際、入力の手伝いをしてくれる人(署員ではなくアルバイトの人みたいですが)がそばにいて、見てるんです!
せめて、「私あっち向いてますから入力してください」と言わせるぐらいの訓練をしておきませんか、税務署長様?
私を雇うべきでしたね(笑)。
そして、しっかり暗証番号を印刷した紙をくれるわけですから、うーん。
もちろん、私の目の前で起こっていなければ気づかないし、気にしないのですけどね。
あと何枚か説明を書いた紙をくれたのですが、結局読んでもよくわかりません。
今日割り当てられた識別番号というものと、選んだ暗証番号とが、
来年使えるIDとパスワードになるのかどうか、
その辺がナゾです。
くれた紙は4枚ですが、読めば読むほどわからなくなります。大学入試の国語の長文読解より難しいんじゃないですか?
もしかして4月以降に税務署に行ったら、今度こそ、IDとパスワードが手に入るのでしょうか?
もちろんそういう説明なかったですけど。
もしかして、税務署の人も知らない?
電子化すれば、使える人は多くないでしょうが、それでも税務署の仕事減りますよね。
無駄な仕事が減ったら素晴らしくないですか?
なんでややこしくするんでしょうね。
素晴らしいと思うんですが、税理士の団体とかから圧力があるんでしょうか?
最近のコメント