韓国語の翻訳は……

縁あって、韓国語のあるサイトの、必要な情報を探して日本語にするという仕事をもらいました。

一応、韓国語専攻(開講科目が足りなかったので、ドイツ語を副専攻にしました)でオーストラリアの大学を卒業したのですが、何しろ15年くらい前の話。

おまけに、その当時でさえ、韓国語の小説をすらすら読めなかったので、今の能力は押して知るべし。

日本で英文科を卒業した場合を思い浮かべていただけばよろしいのではないかと……。(英文科出て、英語ペラペラの人、ごめんなさい)

ともかく、言いたかったのは、韓国語→日本語の翻訳は、英語→日本語の翻訳とちょっと違うなあということです。

韓国では、たぶん戦後(第二次世界大戦です)漢字を使わず、ほとんどハングルだけで文章を書くようになりました。

でも、要するに漢字交じりの文を全部ひらがなで書いたようなもので、読んでいくと、日本人なら、頭の中で漢字の熟語に変わっていきます。

これを紙に書けば、翻訳できあがり、という感じなのです!

おまけに、ひらがなと違って、ハングルだと、漢字2字の熟語はハングル2文字になっています。

これがひらがなだと、いったいどこでそれぞれの単語が切れるのか、一目でわからなくて、難儀するし、紙もいっぱいいります。世宗大王に感謝です。

英語→日本語の翻訳はこうはいきません。[主語―動詞―その他]→[主語―その他―動詞]と変える以外にも、単語そのものが違います。

韓国語も、日本語も、漢字語の部分は、もとは中国語の単語です。「経済」を、「けいざい」と読むか「キョンジェ」と読むかの違いだけです。

(中国語で現在、どう読んでいるのかは、知りません。私は複数回中国語の勉強に挫折しています。ホホホ)

日本語における漢字の読みは非常に非常に複雑ですが、韓国語では1種類なのです。(例外があると聞いたような……) これって、新米学習者にはとってもありがたいです。

そういう感じで、韓国語の翻訳は、いつもの英語の翻訳をしているのとは様子が違って、これでも翻訳と呼んでいいのだろうかと思ってしまうのです。

しかし、欧米言語間の翻訳って、そういうものだったのかもしれませんね。ちょっと置き換えるだけ。なら、英日の翻訳レートは、たとえば英独とかのレートより高くあるべきだ!、なんてね。

上に書いたのは、漢字語だらけのサイトに関するお話で、これが、漢字をもとにしない韓国固有の表現となると、話はまったく変わります。

日本語から想像できないので、覚えるしかありません。ヒェー

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