今や餅つき機はつき姫、臼が新しい人生を歩み始めた

取り壊した小屋から出てきた「うす」、あのもちつきに使う臼です。

長い間、何十年も小屋の中で忘れられていましたが、

小屋がなくなったので、青天の下へ。

小屋の撤去をしてくれた人は、

簡単に潰せるものでもなかったのでそのままにしてありました。

 

ネットで調べると、

捨てておくにはもったいないようです。

うーんどうしたらいいんだろうと、

しばし悩んでいましたが、

知り合いに話したら、

学校で使ってくれるという話が。

 

さっき、車に載せてもらって新しい人生に出発しました。

めでたしめでたし。

 

少なくとも、私の目の上(前か?)のたんこぶが1つ消えました。

 

とっても重いので、

車に載せるのが大変でしたが、

取りに来てくれた彼はさすが若くて頭が働く。

 

その辺に転がっていた角材を使って、

その上をうすを転がして上手に車に収めました。

腰が痛くならないことを祈ってます。

 

残念ながら杵の方はすでに処分していましたが、

臼が新しい人生でお役に立てますように。

 

あの臼で餅をついたのはいったい何回あったことか、
あんまり使ってないような気がします。

あれは、途中で出現しました。

私の生まれる前年にあった水害ですっかり流れた後、
立ち直って、生活が安定してから誂えた臼のような気がします。

 

お餅をつく光景はまだ覚えています。

杵を振り下ろす合間に、

上手に手を入れて餅をひっくり返す様子も。

もち米は丸いせいろを2段重ねにして蒸していました。

この家の場所に建っていた以前の家の台所のかまどで蒸していたのでしょう。

古い家とかまどがなくなってからはどうしていたのでしょうか。

外で、即席のかまどを作ったか?

 

でも、その頃、餅つき機が出回って、

臼の出番はなくなりました。

その頃の餅つき機は今と違って、

こねるだけだったと思いますが、

それでも、近代的な台所の中で

ずっと少ない手間で餅が作れるようになったわけです。

母はうれしかったことでしょう。

 

母の世代はもちろん、私の世代もずいぶんいろんな変化を経験したもんです。

産業革命以上じゃありませんか?

 

薪でかまど→ガスコンロ→IH

釜で炊飯→炊くだけの電気炊飯器→いっぱい機能のついた炊飯器

そろばん→電気の計算機→コンピューター!

ああそうだ、電子レンジの出現も!

ぐるぐる回す電話機→タイヤル式→押しボタン式→携帯→スマホ

 

たった60年ぐらいの間の変化です。

その変化を体験できた私は幸せだし、とまどわずにふつうに使いこなせているって、Homo sapiensってすごいです。

 

この先、このスピードで変化は続かないんでしょうが、

続いたらタイムトラベルだってできちゃいそう?

進みすぎるその先もこわい…

しかし、私はそこまで続きません。

心配は未来の世代にしてもらいましょう。

 

ただ、物はどんどん変わってきたけど、

ヒトの悩みとか、世界の悩みとかあんまり変化はないです。

昔も今もこわいのは、戦争と自然災害。

ちっとも変わっていません。

不思議です。

変わらないから、Homo sapiensという同じ種で続いているのかもしれません。

となると、諦めるしかないのかもしれませんね。

戦争起こらないでくれ、

災害起こらないでくれーと神頼みするしかない…

 

 

 

 

 

ところで、私たちオーストラリアに移住するとき、使っていた餅つき機を持っていきました。

それも壊れましたが、娘のひとりが結婚祝いに、餅つき機をほしいという話。

調べてみたら「つき姫」という製品、小さくて短時間でお餅ができて、とってもよさそうです。
 

 

ただ、日本は100V、オーストラリアは240Vなので、変圧器を使わないとだめです。

PCなどは、差し込み口さえアダプターを使えば、電圧の違いを気にせずに使えるようになったので、つい、電圧の差を忘れてしまいそうです。

 

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