敵の名前はイノコヅチ、漢方薬になるというが、くっつくとうっとうしい
今朝は起きるのが遅くて、
外に出るのもいつもより遅かったので、
朝の9時の音楽が流れてもしばし、草と戦っていました。
1種類の草が大きな面積に広がっています。
この草、小さいときはすっと引き抜けるのに、
育つとゴボウを細くしたような根が広がって、
なかなか抜けません。
引っ張って根が残ると、
またそこから伸びてきて、
何年もたったような大きな根が地中に隠れています。
この草を今朝はせっせと抜いていました。
引っ張っただけでは根と茎の間で切れるので、
愛用の植物採集用の「根堀り」を使って、
テコの原理で根を引き抜いていました。
根掘りという道具
この道具、大学1年生のとき、
生物同好会に入って、
先輩たちに植物の名前を教えてもらったころに、
植物採集用に買ったものです。
根掘りという名前だったんですね。
よくある小さなスコップ(移植ごて)と違って、
幅が細いので地面に突き立てやすく、
雑草との戦いには絶対こっちです。
そして、長さがあるので、
引っ張っても抜けないときには、
テコにできます。
この道具の存在を何十年も忘れていましたが、
実家に住み着いた数年前、
元の自分の部屋で見つけて、
使ってみたら、
使い勝手が良くて、
愛用しています。
これが壊れたら新しいのを買えるのだろうか
と調べましたが、
「根堀り」という名前で、
まだなんとか今でも買えるようですが、
なくなっちゃう前に買っておきましょうか。
植物採集をするという行動は今どき流行らないでしょうから、
道具も消滅寸前?
ヤガミという会社
http://ec.yagami-inc.co.jp/shop/o/o0520600-R01
これは1998円(税込)。
HOGAという会社
http://www.hoga-kyoto.com/syouhinnphoto/nehori.html
これは3500円(税抜)。
(こちらは写真は許可なく使うなと書いてあったので、写真なし)
探していて、
知己に出会ったような写真を発見。
「自然農教室」というブログ
http://aromaherbs.blog.fc2.com/blog-entry-20.html
これは柄の部分が腐っちゃったらしいですが、
記事を読むと、このかたも昔、学生のころに買ったようです。
そして、私が目を引かれたのが、結びつけた赤いリボン。
私も同じようなことをしています。
草の中で道具から手を離すと、
ついどこに置いたか見えなくなって、
今生の別れかとパニクったこと数回。
テープは少々汚れてきましたが、
役立ってます。
この方が使ったのも赤。
私も赤いテープ。
赤と緑は補色関係で、よく目立つ?
在来種でした!
さて今朝の戦いの相手、
いえ、まだたくさん残っているのですが、
この草の名前を知りたくて、
ネットで雑草の写真を載せているサイトを調べてみましたが、
行き当たらず、
そのうち、いいサイトを見つけました。
さすが、専門家、
野草・雑草検索図鑑 千葉県立中央博物館です。
このサイトは素晴らしいです。
そして、おかげさまで、
名前、わかりました!
イノコヅチ。
なーんだ、
あの長く伸びた穂のタネがくっつく
あれだったのか!
今はまだタネができていないものの、
この姿が思い出せなかったとは、
うーん、記憶があぶない?
イノコヅチにはヒナタとヒカゲと両方あるそうで、
うちのはヒナタでしょう。
引き抜きにくい細いゴボウみたいな根っこは、
漢方薬になるそうです。
うちには漢方薬の十薬(じゅうやく)
=ドクダミ
もわんさか生えているので
ありがたみはないですが。
イノコヅチが根からポコッと採れると、
快感を感じて、つい、もっともっとと
がんばってしまいます。
絶滅できるとは思いませんが、
明日も戦うでしょう。
こんなにはびこって、外来種じゃないの?
と思っていましたが、
悪いものは海の外から、
なんて考えちゃいけませんよね。
イノコヅチは日本原産だそうで、
こりゃ仕方ないです。
共存ですね。
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