カスピ海?ヨーグルト、これ以上簡単で安い作り方はたぶんない
私の朝ごはんは、ミューズリMuesliにヨーグルトをかけたもの。
つまり、毎日ヨーグルトがいる。
初めは買ってました。
しかし、超節約主義の私ですから、
定価では買いたくありません。
安いヨーグルトを常に探しているのが面倒になっていました。
ヨーグルトはけっこう安売りの対象になりますが、
メーカーや種類がそのときどきで違うし、
そのつど原材料名を読むのも、うっとうしい……
振り返れば、私は、
これと決めたら常にそれを買うという傾向がだんだん甚だしくなってきています。
ムムム、融通がきかない老人になってきている?
ヨーグルトを作り始めて正解でした!
そこで、作ることにしました。
ヨーグルトというと、
保温が必要で、40℃あたりのようです。
これが大変だから、ヨーグルトメーカーという装置が売られています。
でも、買いたくない。
高度成長期に浮かれた親のガラクタがいっぱい詰まった実家の中で、
これ以上モノを増やしたくない。
いえ、自分もこの4年あまり、残念ながら増やしてしまいました。
しかし、保温の必要のないヨーグルトがあります。
カスピ海ヨーグルト。
20℃~30℃が適温だとのこと。
つまり、ふつうの室温、部屋の中にほうっておけばいいのです。
温度が低いと固まるまで時間がかかり、高いと短い時間で固まります。
冬だと、コンピューターの近くに置いたりしています。
夏の今だと、朝混ぜて、早いときは夕方にもうできていたりします。
大量に作るときは、また様子が違うかもしれませんが、
ひとり暮らしの私は2日でコップ1つ分で十分なので、
この方法で、もう2年くらい続けているかもしれません。
カスピ海ヨーグルトのタネは、最初はフジッコの種菌を買いました。
一応取り寄せたわけですが、
この間、近くのスーパーにも置いてあるのを発見。
へーえでした。
もちろん、市販のカスピ海ヨーグルトを使ってもいいと思います。
殺してませんよね?
まだカスピ海ヨーグルトかどうかは謎だが
ずっと前に1度、フジッコから、そろそろ新しい種菌が必要でしょう、
というお便りが来たような気がしますが、
無視しました。
もしかして、私のヨーグルトは、
最初のカスピ海ヨーグルトと、
似ても似つかないものに変わっているかもしれませんが、
What does it matter?
それがどうした?
簡単においしく食べられれば、それ以上なにが必要です?
それに、カスピ海地方の住民が、容器の消毒をしたり、
定期的に種菌を購入したりしていたとは、
考えられません。
でも、今の私のヨーグルトは、
確かに、最初のヨーグルトとはかなり違います。
種菌からできた最初のころのヨーグルトは、
私の従来のヨーグルト観を覆すものでした。
酸っぱくなかったんです!
それからびっくりするほどの粘性。
切れないでずうっとつながるんです!
異様に。
それに比べれば、今できているのは、酸っぱさといい、粘り気といい、
「普通のヨーグルト」に近くなりました。
私にとっては改善されたということです。
さて、私の作り方を
ガラスの細長いコップを4個。
たまたま実家にあったコップですが、
細長いほうが、
牛乳が冷たくても室温で温まりやすいだろうと、
一応考えて選んだのです。
まず冷蔵庫から、
作っておいたヨーグルト入りのコップを取り出して、
表面の空気に触れるところは雑菌が多いだろうから、
それはすぐに食べるためにMuesliの上にかけ、
その下から、
テーブルスプーンに軽く1杯取って、
新しいコップへ。
そこに冷蔵庫から出した牛乳を、
ドボドボドボ。
スプーンで混ぜて、
ラップで蓋をして、
そのまま放置。
そのあと、夏なら夕方~夜、冬なら翌日遅く?
コップを揺らして、適度にかたまっていたら、
冷蔵庫へ。
食生活はかなりシンプルになった
作るのを失敗してもよいように、
私の冷蔵庫には常に2個~3個のヨーグルト入りのコップが並んでいます。
できたものを前に立てて、
後ろから使っていくので、
そんなに古くないヨーグルトを食べているはずです。
母が一緒にいたときもこの方式を使っていたので、
ふたりぐらいの家族ならこれで十分。
ヨーグルトを買いに行く必要がなくなります。
かくして、私の日常の必須の買い物は、牛乳と納豆だけになりました。
あとは魚と肉、野菜を適宜です。
もちろん、スーパーに行くと、衝動買いもしますが、
カゴの中はかなりシンプル。
この間などは、お店の人に気の毒というか、
恥ずかしいというか、
他に買うものないかしらと店の中を探してしまいました。
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