Sand by your woman、今日のThe Courier Mailの大見出し
いったい、sandとはどういう意味なのか、砂?、サンドペーパーでこする? 頭をひねっても、わからない見出しです。
記事はまだ読んでいませんが、おそらく海辺での事故が多いから、ガールフレンドや妻の言うことを聞いて、アホなことをするなという意味ではないかと思うのですが。
この記事、意味不明のsand以外に、文句つけたい表現がひとつ。
your womanです。これってまさしく、伝統的な男尊女卑の表現です。
もちろん、your manという言い方もないこともないですが、圧倒的に多いのはyour womanでしょう。
これ、絶対、あなたの大事な女性という意味じゃないです。
あなたに属するおんな、要するに所有物という意味がある…
your dogとかyour penとかに並ぶ……
いえ、それよりもっと感じちゃうんですよね。
なにしろ、ペンは虐げませんから。酷使はしても感情は入らないでしょ。
たとえ女性が州の首相でも、ついでに30年前の市長は女性だったとしても、
あります、この男>女の伝統思想。オーストラリアには。
政治の社会に女性が少ない日本のほうが、この変な思想はないような気がします。
よく言えば、自分のものだから守ってやる存在なんだとなるんでしょうが、いやですね。
男女同権主義者の私としては。
こういうふうな印象を一部の読者に与える見出しをデーンと一面に持ってこれる、それがクイーンズランド、ブリスベンであります。
どうなんだろ、メルボルンやシドニーの新聞でもこういう表現を平気で使うんでしょうか? ありえるかな……(笑)
さて、
sand、調べても,
Smooth or polish with sandpaper or a mechanical sander. 磨く
Sprinkle or overlay with sand, to give better purchase on a surface. 砂をふりかける
しかないです。
読みたくないけど記事を読むしかないですね。
おやおや、さらに見たくない表現が出てきました。
missius
A person’s wife.
OriginとしてLate 18th century: representing an informal pronunciation of mistress; compare with Mrs.と書いてあります。
意味だけ見たら、別に悪くないんじゃないのと思うかもしれませんが、なにしろ、昔できた言葉で、使うのは頭の古そうなちょっと気弱そうな男の人たちで、バリバリ活躍している女性にこう呼びかける人はいないでしょうから、
私にとってはイメージがよくない。
というより、新聞の第一面で使います?
記事の趣旨は、今年は溺死者が、昨年の同時期は6人のところが、大増加して14人、そのうち13人が男だから、妻やガールフレンドの言うことを聞いて、事故を避けろという意味のようです。
ビーチの砂 と磨く(=かしこくなる)をかけたつもりなんでしょうね。

続きはこちらというページを開けたら、
出ました! Missus knows best という見出しと、この写真。
ね、とっても前時代的でしょ。
ただし、写真が黄色いのは、私のガラケーのせいです(笑)。
そろもんさま
勉強になります、既婚か未婚ということも重要なのでしょうか?
昔、映画や歌でmy manとかmy womanとか聴き違和感を覚えました。表現した側は親密さを表したと説明するのかなとも思いました。
余計なお世話かもしれませんが、オーストラリアの酷暑についての報道を目にしてはいかがお過ごしかと少々心配しております。
Kateさま
同じように感じる人がいて、うれしいです!
暑さの方は、仕事がないと余計に暑く感じるようです。日本ではエアコンを使うという贅沢をしていましたが、この家はエアコンなし。
それでも生きているということは、日本より暑さの具合がましなんだと思います。